容姿・経歴・その他メモ

茶色の適当に切りそろえられた髪、疲れた瞳

"疾駆"紀乃郷　裕司はUGNエージェントとして真面目でまともで、従順な奴だ。

生まれた時からオーヴァードとしての能力を有し、両親がどんな人だったかも知らされずに、
物心がついた時にはUGN神輿島支部に預けられた。
自身の力の危険性、そしてその優位性をしっかり説かれながら成長した紀乃郷はこの力は人に知られてはいけないものであり、
そして将来この力でたくさんの人を救わないといけないのだと考えていた。

ある程度の教育が施された後、島の小学校へと通うことになる。
そこで出会ったのが、"ヒマワリ"と"ライク"だった。

正直最初は窮屈なこともあった。
世界の真実を知っている自分と知らない彼ら。
自らの能力を隠さないといけないため、常に何かを演じている自分と彼ら。
どこか隔意的な感情を持っていたのだが、しかし、それらは幼い無邪気さという暖かさにゆっくりと溶かされていくのだった。

それから数年が経ち、高校生になったくらいで、自身もUGNエージェントとして戦う日が来た。

覚悟は幼い頃から出来ていたと思うが、今はそれだけじゃない。
友人、故郷、支えてくれたスタッフ。
みんなの日常を守りたい。
戦う理由は充分だった。


【秘密の場所】
神輿島の山の中腹あたりにある場所、少し開けた場所で花々がひっそりと生え、
ぽっかりと空いた木々の合間から海と神輿島の街並みが一望できる。
辛い気持ちになった時にそこからの景色を眺めることがあった。
ヒマワリとライクにはこの場所を教えている、。

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