容姿・経歴・その他メモ

容姿:黒い長髪と青みがかった目が特徴、そこそこ綺麗な髪で女子からの嫉妬の対象。

1/2/3人称:私、俺/貴殿、お前/〇〇様、〇〇殿

　小野家当主小野貴楽の嫡男。祖父は小野好古の弟の昌鹿。姉が3人と恐ろしく歳の離れた妹と弟がいる。ごく普通の武士として振る舞うが、実際は検怪異使の一員。
　誠実で真面目、穏やかで心優しい好青年。親しい人間には面倒見がよい。怪異や盗賊に対して物怖じせずに討伐する勇敢さと、罪と罰は別のものとして彼らに対して同情する心情を合わせ持つ。自身に負の感情を向ける人間に対しても平等に扱うことができる度量の広さを持つ。根本的には不当に罪なき人が傷つくことを見過ごせない性質。

　幼名妙見丸という親の名付けのミスにより、幼少期雷に直撃し生死の境を彷徨う。その際、父貴楽が賀茂別雷神社にて祈願をしたことで回復。同時に雷神の加護を受けたように、五感が鋭くなり、手から電撃を放つようになる。
　少年期には武芸を磨き、特に弓は同年代では随一の腕前を持つ。その能力故に度々、貴族の子息に度胸試しとして盗賊退治や鬼退治を唆されるも、それらを尽く撃退。その名は後の上司となる源頼光の耳にも入る。荒削りながら物怪たちと渡り合い検怪異使の素質を持つ妙見丸に指導を申し出る。頼光は妙見丸にとっては尊敬すべき恩師となった。そういった妙見丸の心情を汲み、貴楽は元服する妙見丸の名前をライメイ〈雷鳴〉とも読める頼明とした。元服した頼明は検怪異使に所属すると共に、あの酒呑童子退治の末席に加わるなど、少なくない活躍をするようになる。
　いい歳だが数年前に許婚 夕星が亡くなったため結婚はまだしていない。

必中の弓:帝釈天より賜りし魔獣討つ弓
　黒い金属製の弓で、現代でいうところの洋弓に似ている。頼明はこれを元服した際、祖父昌鹿より授けられる。
　天竺よりもさらに遠くの異邦にて魔獣を討ち倒したとある王の弓。雷神たるインドラより賜ったとされる。伝承では精霊が宿った宝石によって豪奢に装飾されているはずだが、弓柄に青い宝石が１つしか残っていない。他の宝石は日本に来るまでの道中に賊などに奪われたと思われる。青い宝石がレネゲイドに感染しており、時折意思を持ったかのように動き出し、持ち主を選定する。頼明は雷神の加護を受けており、また魔獣あるいは人々を脅かす怪異を倒せる者として(頼明本人は一切知らないが)選定され契約した。もし選定された人間以外が矢を射掛けた場合、その矢は回り回ってその者を射抜いていた。
　精霊の宿った宝石が１つしか無くても、インドラの弓、ふさわしいものが持てば魔獣ないしはレネゲイドビーイングを討つには十分すぎる威力を発揮する。その真価はレネゲイドに感染した何者かに対し義を持って戦うときに発揮される。

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