パーソナリティ

明朗快活、ポジティブをモットーにしている男。
UGN西港支部に所属。

幸希がオーヴァードとして覚醒した時、彼は激しい痛みに襲われていた。
レネゲイドにより体が書き換わっていくのに、体は激しく抵抗している。
レネゲイドに対抗するための本能が彼はとても強かったのだ。

覚醒してからすぐUGNに保護されたが、幸希の能力はとてもじゃないがうまく扱える代物ではない。
扱い方を間違えればきっと多くの者を傷つけてしまう。
その考えから、RCについてその身に叩き込まれた。
幸希も自身の能力が諸刃の剣であると言われた時から必死にRCを学んだ。

表では明るく、裏ではストイックに。
それが彼を昔から知る人間が幸希に受けている印象だろう。

彼の過去と重要人物

彼には覚醒した後から支え続けてくれた人物が二人いた。
一人は“ワン・ウィング” 白瀬 真麻（しらせ　まあさ）。共に前線で戦っていた女性。
もう一人は“ロウ”という青年。
幸希は二人の前では時たま弱音を見せたり、相談したりと気の置けない仲であった。

だが、彼らの関係は一つの事件で一変する。

UGN・N市支部へトリオでの出向。
その際に起きた“ロウ”の裏切り。
ロウはUGN・N市にて消息不明になり、“ワン・ウィング”白瀬 真麻はその事件の際、幸希の暴走により前線から退かなくてはいけなくなった。
その事件についての報告は「ロウの裏切りと幸希の暴走について」しかされていない。

事件の後、幸希のコードネームは『｜真直の光芒《レディアンス》』から『｜欠けた雷光《アンレディアンス》』へと呼ばれ方が変わってしまう。

昔馴染みの者は今でもレディアンスと呼ぶが、大方のエージェントはアンレディアンスと呼ぶことだろう。

あの事件について

あの事件で何があったのか。
詳しく語ることを幸希はしない。
安直に考えるのならば、ロウという人物の裏切りに幸希が大きくショックを受け暴走した、と考えるだろう。
しかし、事件はもう少しだけ深刻だった。

ロウの裏切りに気づいた真麻がロウを問い詰める。
その時、幸希は思いつく限りの言葉をロウに届けたが彼は拒絶。
真麻を攻撃した。
ロウへと武器を構える幸希だったが、彼は結果、撃てなかった。
真麻が負傷したのを見て、幸希は自分のせいであると思い込み精神的な隙ができる。
その隙を、ロウがエフェクトによりさらに刺激。
そして衝動に呑まれた幸希は、すべての能力を解放した。
全てが終わったころには、ロウは消息不明。真麻は重傷を負い、幸希自身も能力の酷使から対抗種の血が自身の体を壊し、重傷を負っていた。


オーヴァードへの精神関与の術をロウは持っていた。
これは彼がジャームが持つEロイス相当の術を持っているということに他ならない。

幸希は「すべては自分が暴走したせいだ」と言っているが、裏切ったロウのことも悪く言ってほしくないという我が儘から、自身がすべて悪いという言葉で片付けている。
それが今後、別の被害を生む可能性があるということを彼はまだ気づけていないだろう。

自己犠牲的な優しさはこのままだといつか身を亡ぼすだろう。
彼の優しさは筋が通っていない。

真麻との関係

真麻との関係はそれ以降、少しぎくしゃくしている。
気にしないでほしいと言われた後も、幸希はずっと自責をしている。
もっとオレが強ければ。
もっとオレがしっかりしていれば
もっとオレが
もっと…もっと……。

その自責を彼は表に出さない。
表では明るくポジティブに繕っている。

それは真麻の前でも。


真麻はきっと気付いている。だが、彼の弱さを知っているからか言わないでいる。

真麻への態度を見て、周りは幸希を責めただろう。
「なんて薄情な奴なんだ」と。

それでも、それでも笑顔を崩すことはできない。

それが彼なりの贖罪なのだから。

要約

・明朗快活な男、に見えて裏では色々抱えこんでる。
・暴走事件でコードネームが変更。昔馴染みは｜真直の光芒《レディアンス》 と呼ぶが通常の人は｜欠けた雷光《アンレディアンス》と呼ぶ。
・自己犠牲的な面が存在する。
・表で明るく接しているせいで、彼を知らない人は薄情だと陰では言う。
・昔は弓道やってました。でも能力のせいでできなくなりました。

セッション履歴