容姿・経歴・その他メモ

有名な曲芸一座の末娘。身軽な身体を駆使して行われる彼女の軽業は興行の華だ。
双子の兄がいる。一人は猛獣使いだ。もう一人は奇形の奇術師兼道化師だ。
兄が奇形になった原因は自分だ。ほんの少しの悪戯のつもりで、もう一人の兄が仕込み中の獅子をけしかけた。少し驚かせてやろうと思っただけだった。獅子はその日の練習がうまくいかず、叱りつけられたあげく、好物の兎の肉を取り上げられ、いたく機嫌を損ねていたのだった。
機嫌の悪かった獅子は、爽が止める間もなく兄の両足を食いちぎってしまった。
爽が兄に謝るたびに、兄は決まって「自分は道化師だから、この姿も悪くないよ」と爽を慰める。
そんなわけあるか。強い後悔と懺悔の思いの中、覚醒した。
兄の奇術の手助けにオーヴァードとしての力を使っていたところ組合にばれたので、魔狩人としても活動するようになった。
組合は情報収集も兼ねて一座の興行先を融通してくれるのはいいが、危険な仕事が多いと感じている。

優しい兄と重なるのか、魔狩人の仕事仲間の竜丸には懐いているし、傷ついてほしくないと強く思っている。
清介は興行中に知り合った友達だが、なんだかんだ意地悪だったので、そんなに好いてはいなかった。

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