無精髭を生やした中年男性。筋肉質な体をしているが下腹が出ており、年相応の体格をしている。性格は融通の利かない一昔前の男性らしいものであり、他人につっけんどんな態度をとる事もしばしば。しかし男気ある一面もあり、他の人間が危機に陥った時には身を挺して助ける。趣味は煙草と酒で、子供が生まれてからは一時期どちらも止めていたが、妻が亡くなってからはまた始めた。

元は東京の、とある貧乏な家の生まれ。彼の父親はギャンブルと酒好きで、ろくに仕事もせず家で一日中寝て過ごし、酔ったり機嫌が悪くなるとすぐに妻や息子を殴るような男だった。そのため、ある日限界を迎えた母親はまだ幼かった彼を連れて家出。それから彼が高校を卒業するまで、母親は女手一つで彼を育て上げた。この時、母親の帰りが遅く一人で過ごしていた彼を地元の巡査が支援してくれた事がきっかけで、彼もまた警察官を志すようになった。
高校を卒業すると、彼は警官になるため試験を受け、警察学校に入校。卒業後は巡査、刑事と順調にキャリアを積み重ね、友人の谷修成や後に妻となる和代との交流も開始。じきに和代と結婚し、息子をもうけ、彼の人生は順風満帆に進んでいた。しかし、レネゲイドウイルスの蔓延とそれに感染した事をきっかけに、彼の人生は大きく転換した。度重なるレネゲイド事件とその処理に数少ないオーヴァードである彼は日夜問わず駆り出され、家族との時間もまともに取れない毎日。さらに、それと重なるようにして最愛の母親が心臓の病で突然死し、彼はその事実から目を背けるために仕事に没頭するようになっていった。だが、そのような日々は、同時に彼に家族の異変を気付かせなかった。ある日、彼が久しぶりに仕事から早く戻ると、彼の妻は床に倒れ、動かなくなっていた。長い間家事や育児を一人で担っていた和代は過労状態にあり、立ちくらみで倒れた拍子に頭を打ってしまったのだった。こうして、彼は再び、愛する家族を失う事となってしまった。
妻の死から数年、上層部の意向で警察からUGNへと籍を移し、しかし変わらず激務に追われながらも、彼は何とか息子を育ててきた。しかし、息子からしてみれば母親が死ぬまでろくに家族として接してこなかった父親であり、普段の態度も厳しく融通が利かないため、現在に至るまで嫌われ続けている。

警察官時代に扱いなれたニューナンブ型の拳銃を生成し、威力を高めた弾丸で相手を撃ち抜く。また、砂を操る事で仲間を守る事も可能である。