容姿・経歴・その他メモ

【誕生日】11/20
【色】#c71585

元UGNで構成されたFHセル"ガーデン"のリーダー。
科学者であり医師、そして"悪人"。

不健康そうな顔と気だるげな立ち振舞い、他者を拒絶するようなオーラをほぼ常に放っているが、
話してみれば（淡々とした物言いをしがちではあるが）穏やかで性根は優しい男。
共感力も高く、他者の苦しみを己のものとしがちなため余計に鬱々としているところがある。

だが逆に他者には自分のことはほとんど明かさず、心も開き切ることはなく、
能力に頼ることはあれど真に他者に支えてもらうことはしないといった部分があり、
例外は動植物（やそのRB）相手、そして双子の弟だけ。
特に、常にそばに控えさせているユキヒョウの『蓮』に対する依存度合いは高い。
良くもたれたり埋まったり潜ったりして寝ている。

UGNにいた頃はR担とはまたべつの対レネゲイド警察組織、『零課』に所属していた刑事であった。
だが刑事としてもUGNエージェントとしても現状を正しいと思えず、周囲と己との乖離を感じて離反。（詳細後述）
未だに双子の弟とだけは定期的にあっているが、羅睺は戻るつもりは一切ないし、
弟もまた自分を連れ戻す気も、逆に捕縛や討伐をする気もないらしい。

そんな彼が率いる"ガーデン"は各々の出自故にFHエージェントからもあまり信用されていないことが多く、
囮や捨て駒、いつでも切り捨てられるトカゲの尾くらいの扱いを受けがちだが
（拾われた、熱望が認められて参加したなどの場合を除く）ほぼ全員がUGN出身だからこそ各々が力の制御に長けており、
かつFHには珍しくお互いへの信頼が厚く連携もスムーズなため、
単純な破壊行動ではない高度な作戦遂行のほうが得意
その上UGNの内部事情をよくしる人間達なため先手をうつ、穴をつくなどの絡め手も使えるため
わかっている人間が使えばかなりの脅威となりうるセルである。
建前としては戦闘セルであるが、リーダーの意向で研究セルでもあり、かつ調査セルとして動くこともできる汎用性をもつ。
（研究や調査に参加するかどうかは任意かつ能力依存）
表向きは郊外の診療所。入院可能数こそ少ないが、広くとられた庭園の散策は
患者として訪れたものやスタッフであれば自由である。

なお、FHとして活動するうえでの羅睺個人の最終的な目標は、つまるところ『レネゲイド・ウォー世界線への到達』。

警察としてすら人間の抱える問題を多く見てきたというのに、
UGN内部ですらも軋轢は避けられず、今日もまた一般人が殺され、
しかしその多くがオーヴァードの存在を隠す、ただそれだけのために闇に葬られている。
UGNエージェントだって、心身を削り、時には命を捧げて戦っても
多くの場合は報われずにただ消費され、いつか忘れられていく。

そんな状態を共存や平和とは呼べないし、たとえいつかUGNから真実を明かす日がくるとて
そんな闇の歴史を歩めば歩むほど胸をはれるものではなくなるし、
最悪意図せず真実が明るみに出た時の反発や糾弾が大きくなるのはわかりきっている。
であればいっそ、早めに全ての秩序を一度破壊し尽くしたうえで、
打ち倒すべき悪を表在化させ、全ての善なる人々が、
オーヴァードも一般人も関係なく手を取りあい、認めあい、
共に困難を乗り越えられるほうがずっとマシなのではないか？
そのための共通悪が必要なら、いっそ自分が『それ』になってしまっても構わない。

そんなことを考えながら、しかし片割れにすら真意を話すことはなく、
セルメンバーには
"UGNができない/しようとしない方法で人々を守るのが目的"
"世界の治療にはときに劇薬や荒療治も必要である"とだけ伝え、
今はただひたすらに、いつか『今の世界』を壊すための研究を続けている。

IS:Lord of Ashes

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