容姿・経歴・その他メモ

名前：天花寺美月
性別：女　職業：高校生、シティでは売り子

　バンダイシティ内で定期的に起きる大規模ディールの際に、観客席やライブビューイングの会場でよく売り子をしている少女。元気があり愛想が良い為、お客様方からの評判は上々。その際、小規模なディールを行う事で週1のノルマを熟している。(例：じゃんけんに勝ったら飲み物サービスなど)
　特筆する要素は無いように感じるが、この街にいる以上は1億円に触れた事がある人物。只の少女ではない、いや寧ろ、若くしてこの街にいる人間が只者な訳が無い─！…と、気になって何度か本人に「大規模なディールをするつもりはないのか？」と問いかけた客はいた。しかし返答は芳しく無いようで、毎回はぐらかされて終わってしまう。その際の返答は決まって「今は自分を信じられないから、今度ね」。
　嘗ては大規模ディールの第一線で活躍していたという噂もあるが、真相は定かではない。


・昔の話
　宗教団体『Zealot(ゼラト)』のトップ。
　盤台市に出来た新興宗教団体だったが、美月の両親が勧誘に捕まってしまい、なし崩し的に当時小さかった美月も所属していた。
　この組織は若者の才能を見出すという部分を全面的に推しており、寄付金が一定を超えると自らの子供に神の"洗礼"を受けさせられるという触れ込みで展開していた。そしてその「一定」という金額が──一億円。
「子供のため」という甘言に惑わされ、これに投資してしまった者の一人が、美月の両親だ。
　ゼラトの元々いたトップの人間は、寄付が1億溜まった段階で"洗礼"を受けに来た子供に1億を渡す。そうする事で、バンダイシティのオーヴァードを生み出し、自らの為に戦わせる。という方法で組織を大きくしようとしていたのだった。
　幸いなのは"悪徳"と呼ぶほど悪い組織では無かった点だろう。洗礼を受ければ才能が開花するというのも、見方によっては嘘ではない。ディールの際、戦力として数えられる事を度外視すれば、だが。
　
　そうしてオーヴァードとして覚醒した美月だったが、紆余曲折あり最初のディールで当時の教祖に勝利。その結果、教祖が美月を本物の神として崇めるようになってしまった為、ゼラトの発展や信徒の信仰心を一手に引き受ける事になってしまった。

　暫くは宗教団体らしく寄付によって集まった金で連戦連勝を続けていたものの、ある日の格上とのディール前に美月は行方を眩ませた。その時のディールがどうなったかは美月も知らないが、その時の罪悪感等もあり今も元居た場所には戻っていない。



・性格とか
　基本的には明るい普通の少女だが、悪ガキのような側面もある。サボり魔。嫌な事はやらない。
　神様は嫌になって辞めたのだが、別に宗教団体自体が嫌いだったわけではない。だが、両親までもが自分を崇めてくる事に対しては何とも言えない想いを抱えている。
　ディールに対しては少し未練がある。自分が簡単に勝てる程強いとも思っていないが、本気の勝負の感覚は嫌いでは無かった。大規模ディールに出ないのは、自分の正体がバレる恐れもあるが、出る切っ掛けが無いからというのが主。復帰タイミングを見失った。
　売り子をしているのも、ディールに近い仕事を無意識に探した結果…かもしれない。
　神様をもう一度やる気力があるかどうかは本人にも分かっていない。

　宗教団体のトップだった癖に、背徳的な事の方が好き。(礼儀正しくないとか、そういうの)

・能力
　2つある

「目の色を変える」力。自分の目の色と、精々が涙の色までしか変えられない。
　普段宗教組織を運営する上でなら(特に表では)十分過ぎる能力だが、ディールをする上では殆ど役に立たない。
　その為、彼女は自分に出来る事を探した。その結果が、色の変化を利用した自己暗示。目の色を変える事をトリガーとして、自分に暗示をかけ、思考の幅を広げた。
　結果、好戦的な性格、冷静沈着な性格、悪戯好きな性格等、多様な側面を持つことになった。別人格という訳では無い為、思考のベースや好み等は変化しない。

「信じる」力。自己暗示が上手く行く原因。自分なら出来る、と強く信じ込む事が出来る。
普段は本来の力を発揮できない。全力を発揮できれば、神を騙る事も可能なほど圧倒的な演出能力を得られ、姿も自由自在になる。但し、直接的な戦闘力が上がる訳ではない。この状態で出来る事は本来素の状態でも出来るが、普段は「出来ないと信じている」だけ。

本来の力を発揮する条件は、誰かが自分を信じている事。ゼラトのトップだった頃は、無数の信徒がディールの勝利を信じてくれる為、条件を満たせなかった事は無い。



ちなみにGMが財産点100くれたら命名権は売る

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