概要

UGNチルドレンの少女。
高い戦闘能力を持つオーヴァードであり、対FH作戦に優先して投入される“切り札”。
その強さは活動圏のFHから“絶望の象徴”として恐れられている。

16年前のUGN設立直後に誕生した“生まれついてのオーヴァード”。故にチルドレンとしては第1世代にあたる。
両親は共にUGNのエージェントであり、彼女は生まれながらにして、未来のUGNを担う存在と期待されていた。
名付け親は当時のUGNのトップ アルフレッド・J・コードウェル博士。

現在では両親が共に死亡し、名付け親であり恩師でもあったコードウェル博士の裏切りなどから、UGN内の知人からは悲劇の少女のような扱いを受けることも多いが、本人は以前と変わらず淡々と任務に従事している。

性格

他者から“常に何かに絶望しているようだ”と評されるほど、覇気と活力に欠けた性格。
任務への態度や能力を問題視されたことは一度もないが、淡々と事務的に任務に当たる姿は、主に情熱に溢れる同僚からの評判が悪い。
任務外でも進級に差し支えない程度のサボりや遅刻。ピアスやタトゥーなどの校則違反。さらには数日単位(ひどい時には一日で)異性・同性との交際と破局を繰り返すなど絵に書いたような問題児としてマークされている。

だが、それは「張り詰めすぎたオーヴァードは簡単にジャーム化する」という彼女の経験則によって生み出された“｜生き様《スタンス》”であり、チルドレンとしての責務には驚くほど真摯で忠実に向き合っている。

【関係人物】

・アルフレッド・J・コードウェル
彼女の名付け親で、現FHの大幹部。UGNに居た頃の彼は、幼い頃の望夢にとって大好きな大人の一人だった。
どうして死んだはずの彼が蘇り、UGNを裏切ったのか。
いつかその答えを自分自身の手で掴みたいと考えている。

・“リヴァイアサン”｜霧谷 雄吾《きりたに ゆうご》
生まれた時からの知人。
彼女の素行を注意する周囲の大人と違って、何も言ってこない彼の対応に逆に心苦しさを覚えている。
その為、彼からの依頼は優先して対応するようにしている。

【異能】

──UGNオーヴァード評価基準

エグザイル/キュマイラのクロスブリード。
数あるクロスブリードの中でも非常に肉弾戦に特化した組み合わせであり、彼女もそれに相応しい白兵戦能力を有している。

愛剣に自らの血肉を纏わせることで“生きた魔剣”を作り出し、魔獣の膂力で振り回す。
戦闘スタイルはシンプルな白兵戦だが、その破壊力は戦車砲すらも凌駕すると言われている。

・｜刃骨鉄心《ハボネテッシン》
愛用武器。柄も鍔も刃も切っ先もない鉄塊のような異形の剣。
この剣を｜芯《せぼね》として望夢のエグザイル能力によって肉と皮を纏わせることで鋭い刀身と無数の牙を持った“生きた魔剣”を生成する。

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