容姿・経歴・その他メモ

かなりの資産家の娘。
両親以外の親戚も、資産家だったり何らかのエリートだったり。
一人娘なこともあり、両親にも親戚一同にもかわいがられて育った。
しかし、なんとなくどこか「格の違い」と言い表せるようななにかを感じ続けたやよいは恐縮と遠慮をミルフィーユのように重ねた。
かわいがられている自覚はあるし、ありがたいし、でもなんだかそこに自分がいるのはもったいないような気がする……。
そう感じるがままに育ったやよいは、見事に引っ込み思案で地味な子になった。

クラスにおいてのやよいはもちろん地味。
下の名前はたぶんクラスのほとんどが覚えていない。
急に転校したとして、正直どうでも良すぎてクラスの全員反応に困るくらい。
（別に好きでもない）本を常に読んで、意図的に他人との関係を断っている。
他の子のように楽しく話すことに興味はないでもないが、それ以上に怖くて、申し訳ない。
キラキラしている、目がつぶれる、しらけさせる、こわい。
運良くいじめられずにここまで来れているので、これからの幸運も願っている。

実は藍宮にひそかに恋心を抱いている。
とはいえ結ばれたいとか話したいとか常に見ていたいとか、そういう感情はおこがましすぎて無意識のうちに封じている。
でもすこし、なにかの拍子に偶然たまたまうっかり話してしまうことも期待しないでもない。
おそらく授業でペアになったとかなので、やるべきことの邪魔はしないので、きっと何も気付かせないので、まっすぐ目を見て話すくらいは許されたい。

セッション履歴