容姿・経歴・その他メモ

表向きは市内にある研究所で家族ぐるみで薬品及び機械工学の研究、開発を行っている研究者だが、その実態はUGN・氷里市支部長。
家族仲はお世辞にも良いとは言えず─蓮が一方的に母と姉に苦手意識をもっているだけだが─個別に研究を行っていることが多い。
未だ24歳と若輩だが、合理主義的思考とその手腕を買われ若くして支部長を務める。

自身が擁する研究所では裏でレネゲイドウィルス及びオーヴァードの研究を行っており、研究に必要なデータの収集のためUGNの活動には非情に鋭意的な姿勢をみせている。
覚醒した者にアプローチを掛け身内に引き込み、問題ごとに積極的に関わらせる。非協力的なオーヴァードや捕らえたFHセルの者は……

なんて真っ黒い側面はお首にも出さず、支部においては皆の兄貴分といった立ち位置に落ち着いている。
目覚めた能力を使いたくて燻っているエージェントに実力発揮の機会を与え、多少の損害や不都合はもみ消し、相応の報酬を与える。
口は悪いがいい性格をしている。そんな感じ。


エフェクト使用時は指先サイズの小さな魔眼を無数に展開、拡散させ能力を行使する。
直接的なダメージを与えるエフェクトが少ないのは対象を討伐ではなく制圧、捕獲するためであろうか。


バス転覆事件を発端とした一連の騒動からしばらく。
大きな事件もなく皆が落ち着いた日々を過ごす傍らで、己は自身の研究に没頭していた。
空間を歪め時間をかけず移動できる能力はフィールドワークに最適で、無数の小さき魔眼を通せば人の眼で捉えられない物も感じ取ることができる。
好奇心の強さと眼の良さが災いしたのだろう。
─踏み入れる地を、そして退き時を誤った。咄嗟に眼を閉じるも遅い、既に身体の大部分が侵食されてしまった。
力の根幹たるレネゲイドウィルスに不純が混ざり、能力が変異する。精神を侵されなかったのが幸いか。
日常に戻ろう。そろそろいけ好かない上司が仕事を持ってくる頃だ。

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