容姿・経歴・その他メモ

お庭の隅に、薔薇の花が四つ咲いている。黄色が一つ、白が二つ、ピンクが一つ。ぽかんと花を眺めながら、人間も、本当によいところがある、と思った。花の美しさを見つけたのは、人間だし、花を愛するのも人間だもの。
…太宰治「女生徒」
　

概要

世界各地を放浪する正体不明の人物。
そしてその正体はオリジン：サイバーの独立型レネゲイドビーイングである。

好奇心旺盛、頭脳明晰。流石ノイマンのピュアブリードといったところか、知能は目を見張るものがある。
人間には非常に友好的。人助けを進んでし、些細な会話でも非常に喜ぶ。却って人間に対してのネガティブな感情が多少欠落しているようにも感じられる。興味が先行するばかりに人間を質問攻めにしがちなのは玉に瑕。
教えたがりな性格で、「データベース」としての誇りを持っている。自分以外に人間に何かを教えようとする無機物(例：辞書、カーナビ、人工知能など)があると嫉妬する。

「HALCA」というのは、「HALCAプロジェクト」と称される計画の中で開発されていた人工データベースの名称。
当時はマスコットが検索のアシスタントをする機能を搭載する案も出ていたが、開発中に実装していないはずの人工知能らしき存在が語りかけてくるなどの報告が相次ぎ、プロジェクトは未完のままに中止となった。

同名を名乗るレネゲイドビーイング「HALCA」は現在から10年ほど前に発生。ちょうどHALCAプロジェクトの終了が告げられた段階であり、データベース「HALCA」がインストールされたPCモニターから出現が確認された。
その時点では「研究所内に不審者が出た」と処理され、逃げるようにしてその場を後にし、行く当てもなく彷徨っていたところをイブに見つかり、それから生活を共にするようになった。

遺産「信仰の火」はさまざまな人と関わる過程でとある人物から受け渡され手にいれた。人間の興味深い習性の一つ「信仰」を味わえている気がして気に入っているらしい。
星が好き。彼曰く、「あれは宇宙の輝くデータポイントなんだ！地面に遍く古びたログファイルたちを優しく照らしてくれる、遥かなピクセルで…」
　

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