容姿・経歴・その他メモ

中肉中背の体育教師。声はデカいが体力はそこそこ。一人称は先生・俺。
生まれつき筋肉の付きにくい体質だったらしく、筋トレを続けているものの実らない。
一応ボクシング部の顧問をしているが、普通にいいパンチを生徒に貰って悶絶している事もしばしば。
テーピングの速さに関しては保健室の先生顔負け。でも女マネにやってもらう方が良いという生徒が多い為活かされる事はあんまりない。
しかし生徒に対しては真摯に接する事を念頭に置いている為、そこそこ人望はある。
体力不足な体育教師とイジられるのも一種のキャラクター性として受け入れられている。


学生時代にクラスメイトが虐めにあっていた所を庇い、逆にターゲットにされた。
何か秀でた能力があった訳ではない。力自慢でもないし、人望もあるかどうかと言われると疑問が残る。
正義感は人一倍あったがそれに自身の肉体が付随してくれないジレンマ。
結局虐めはエスカレートし、陰湿なものから殴る蹴るも当たり前の暴力へと変化していった。
先生も、クラスメイトも、庇った子も、両親でさえ。誰も助けてくれる人はいなかった。

「カッコ悪いなぁ、もっと強さがあれば…何か変わったのかなぁ…」そんな思いが肥大化し、ある日オーヴァードとして覚醒した。
幸いにも大事件にはならず、UGNの人間に保護され自分の力の事を知る事になる。
以降は保護下に置かれ、自分の力のコントロールの仕方等を学んでいく。

決して自分で努力して得た力ではない。才能が開花したという訳でもない外付けの力。扱いを間違えれば理不尽な暴力にも成り得る危険な力だ。
それでも。もう無力だった頃の自分ではない。助けを求める誰かを、泣いている誰かを護る為に使えるかもしれない。
そんな思いを胸に、日々の鍛錬と並行して教員免許を取得。エージェントとして、生徒を護る教師として。何より弱かった自分との決別を願い、教師としての道を選択した。
護りたいと思った子を最後まで自分の手で護れるように。自分の無力感に圧し潰される日々を振り切る為に。

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