容姿・経歴・その他メモ

進学校の制服を身にまとい、いかにも優等生という佇まい。かといってダサくはなく、人に好感を持たれそうな容姿をしている。
人が彼を見た時、最も多く目にする表情は笑顔だろう。目を細め、にこやかに談笑する姿。それこそが、学友たちの知る水鶏証だ。
身長も高く、体格に恵まれているが、体育の授業以外でスポーツをしているイメージはない。どちらかというと窓際で読書をするタイプの男だ。
昼食は弁当派。早弁はしない。焼肉サンド争奪戦にも参加しない……という、男だったが、最近は昼食は購買派に変わっている。先日初めて焼肉サンド争奪戦に参加し、揉みくちゃにされた。

成績は優秀。近くの国立校には問題なく合格するだろうと言われている。
オーヴァードとして覚醒してからも、勉学はほどほどに続けており、進学はするつもりだが、国内トップクラス大学に行く気は現在のところあまりない。
実際、何かに知的好奇心を抱き勉強しているわけではないので、戦いの楽しさに魅せられた今、あまり勉学の優先順位は高くないようだ。

戦闘中は、目がギラギラと輝き、接近戦を好む。そのため、相手を伸ばした骨で引き寄せてから、脊椎のような刀で突きさす戦法を好む。戦闘は独学かつ勝てればいいので、綺麗な戦い方ではなく、獣のような、荒い戦法。相手に組み付き骨で刺す、伸ばした犬歯で噛みつき喉笛を食いちぎる、尾のように出した骨で自分ごと相手を貫く。どんな手段でも、ギリギリの攻防で相手を上回れればそれでいい。
自分の体の重要器官をずらすこともできるので、わざと攻撃を受けて、反撃に転じることが多い。


覚醒について
とある、大学模試を受けに行った日のことだった。同じ模試を受けていた学友の千住と、テストの手ごたえを語りながら、模試会場の大学校舎を出た時だった。とあるFHエージェントが、大学を爆破したのだ。
そのFHエージェントは、大学の研究成果を得ようとしての行動だったそうだが、その時の水鶏には何も分からなかった。何も分からないが、次々と炎を上げて燃える施設、泣き叫ぶ人々の声、そこが一気に地獄になったことは理解できた。
逃げるぞ、と声をかけ、千住と走り出す。その時、自分たちの方に、大きな氷塊が迫って来た。
その時、背骨にすさまじい痛みが走り、気が付いた時には、己の体から骨が飛び出し、氷塊を粉々に砕いていた。
オーヴァードとして覚醒したということもよくわからぬまま、証はFHエージェントと対峙することになる。最初はここで戦わねば学友と自分をを守ることができないという、義務と生存本能による行動だったかもしれない。しかし、証は戦う中で、ギリギリの命のやり取りをする中で、こう思ってしまった。"楽しい”と。
その事態は、応援に来たUGNエージェントの協力もあり、なんとか収束を見せた。
千住は、骨を己の体から露出させ、返り血に塗れる証を見ても、なんとか礼を言うだけの胆力がある男だった。
証は、ほっと胸をなで下ろし、そして戦いの高揚感に浸りながら、UGNに保護された。
そうして、証は新人UGNエージェントとなり、一人暮らしを手に入れた。過保護で厳しい家から、離れることができたのは嬉しいことだった。こうして水鶏証は、今日も高校に通う。記憶処理を施された千住に、お前なんか最近楽しそうだなと、言われながら。


イメージソング
女王蜂『一騎打ち』
https://open.spotify.com/track/2uxIbfp2dGZSOKo43G84sk?si=1393efdd65c54b6b
Ado『踊』
https://www.youtube.com/watch?v=YnSW8ian29w

履歴

『セノーテの防人』
≪HO1≫
推奨ワークス／カヴァー：任意／任意（高校生以上推奨）
シナリオロイス：花曇 澪（性別変更可）
推奨感情：P）好奇心／N）不安

あなたはUGNに所属する新米オーヴァードだ。
覚醒してからまだ日が浅いあなたは、支部が所有する古い寮の一室に、ひとりで暮らしている。もしかすると、期せずして念願の一人暮らしに成功したかもしれない。
そんなとある初夏の夜。
眠っていたあなたをふと目覚めさせたのは、廊下を歩く何者かの濡れた足音だった。

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