容姿・経歴・その他メモ

●要素

サバイバーズギルト、運よく生き残った少年、自罰的、希死念慮

●日野佐助について

佐:他人の仕事の介添をする。身に添って助ける。
彼は両親に名付けられたその名に恥じないように生きている。
強きを挫き、弱きを助け、被害者に寄り添う善人として生きている。
この行動は過去の出来事が強い影響を与えている。

●運に恵まれて生き残った少年

家族構成：父、母(享年25歳)、佐助、双子の弟(享年10歳)
当時の経済状況：貧困
被害者と被害状況：母、弟の死亡。父と佐助は無傷。
犯人：覚醒して1ヵ月前後のオーヴァード。侵蝕率は極低い値でジャームであった可能性は低い。
休日の早朝。パートに出勤する準備をする母を尻目に弟と2人でかくれんぼをしていた。
貧乏な家でおもちゃなんて買い与えてもらえなかったから、友達の家に行けない時間帯は2人で体だけで遊べることばかりしていた。
かくれんぼは佐助が鬼で、団地の外で時間を数えていた時に事は起きた。
始まりは母の甲高い叫び声だった。
それを聞いて家に向かった佐助が窓から部屋の中を覗き見た時、クローゼットに隠れていた弟がオーヴァードに蹂躙されているのが目に映った。
運が良かったことは、貧乏であるがゆえに佐助と弟は衣服も勉強机も何もかもを共有して与えられていたため、犯人は家の中の状況から子供がもう1人いることに気づかなかったこと。
運が悪かったことは、犯人には強い思想も理由も理念も何もなく、たまたま手に入れた強大な力を気まぐれに振るいたくて、たまたま閑散とした団地が目に入り、たまたま身支度をする若い女が目に入ったというだけのそれだけで母と弟が殺されたということ。

かくれんぼの鬼は一回毎に交代していた。
犯人の行動があと5分でもズレていれば、死んでいたのは弟ではなく自分だっただろう。
自分が生き残ったのはたまたま運が良かったそれだけだ。
――いいや、そうではない。何か自分が生き残った理由があったのだ。
運が悪い。ただそれだけで死んでいい弟ではなかった。

●サバイバーズギルト

なぜ自分が生き残ったのか。その疑問を自分に問い続けていた。
自分が生き残ったのは人を助けるためだ。自分に与えられた名前を見てそう気づいた。
だから人を助けられる刑事になった。
オーヴァードが起こした事件の被害者ということでオーヴァードを憎んでいると思われたからか、特に希望を出さずとも特殊犯罪調査室に配属されたのは幸いだった。
笑顔で人を助ける裏側で、じっとりと張り付いた罪悪感に苛まれていた。
あの日死んでいるべきは自分だったのではないかと思わない日はなかった。
早く死んでしまいたい。誰かの盾になって誰かを救って晴れやかな気持ちで死にたいとそう願っていた。
だからオーヴァードと渡り合い、死が一般人よりも身近にある特調での活動を行えているのは幸いだったのだ。

だが死にたいと思っている人間を頼る人間などいない。
死にたい人間に助けられたいと思う人間なんていない。
故に日野佐助は善良な笑みを浮かべて前向きな思想をもって行動をしている。

親しい同僚(PC2)にだけ自分の希死念慮を吐露し、いつか人の役に立って死にたいのだと願望を垂れ流している。

設定

Q.なんで覚醒枠なのに体内に自爆装置が入っているんですか？
A.覚醒する際に体内に腫瘍ができて、その腫瘍の中に爆発性物質が多量に含まれており戦闘不能時に腫瘍が大爆発するからです。
　自爆装置は肉体改造をしたり機械を埋め込まなくても体内に自動生成されるんですよ。

覚醒前は人当たりのいい青年ですが覚醒後は忌み嫌うオーヴァードになったこと、不死身に近い再生力を得たせいで希死念慮が満たされないことにキレる予定です。シナリオの流れによっては人当たりのいいままで行きます。

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