容姿・経歴・その他メモ

好きなもの：読書・散歩・安心できる人との会話
嫌いなもの：寝ること・バイバイの時間
人称:オレ/アンタ・キミ/苗字呼び捨て・～さん


両親共にクトゥルフを信仰する銀の黄昏教団の狂信者。御磊も生まれついて教団の中で過ごし、戒律に準じて育った。
御磊が10歳のとき、教団がルルイエ浮上の礎となるよう企画した大規模な儀式に一家まとめて生贄として選ばれる。両親は泣いて喜び平伏し、御磊は訳も分からぬまま手を引かれて魔法陣の上に立った。
ローブを着た教団の信者たちが陣を取り囲み低く高く歌う。黒い光が辺りに満ちる。次の瞬間には爆音と閃光。

目を覚ますと、御磊はひとり血まみれの魔法陣の中に転がっていた。辺りは静寂に包まれている。贄となったはずの他の人間達も信者も、もうそこにはいなかった。人も、祈りも、自身の記憶も、すべて神の手に奪われて消えていた。

すべてを失って彷徨っていた御磊を拾ってくれたのは、「さつき」という女の子だった。何も知らない自分を家にあげ、色んなものを与えてくれた。
首にかけていたロケットを頼りに、自分の名前と年齢、そして母親のことだけを朧げに思い出した。みらい。10歳。どこかに消えたお母さん。何も覚えていないのに、覚えていたとしても大嫌いな母親だったはずなのに、なぜだか涙が止まらなかった。
そんな御磊に、さつきは明るく言ってくれた。
「わたしが年上だから、今日からわたしがおねえちゃん。ね、みらい。」

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矢神秀人　同情　昇華
クラスメイトだった青年。彼に対して下した選択が正しかったの間違いだったのか、その答えは生涯下されることはないだろう。そして同じように、彼が存在したこと、その言葉と苦しみも、御磊は生涯忘れない。

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