容姿・経歴・その他メモ

### 六道 サブロウ

収容所に捕らえられているキミに、看守が声をかける。「来い。回向様がお前をお呼びだ」
看守の指示に従って独房を出て、誘導されるがままにある部屋に入ると、奇妙な感覚がして、キミは気を失ってしまう…
…強い揺れで目を覚ましたキミは、いつのまにか別の部屋に閉じ込められていることに気づく。揺れからして船の一室のようだ。どうしようかと考えていると、音を立てて扉が開いた。誰が開けてくれたのかわからないが、とにかくキミは部屋から出てみることにした。これも父、六道回向の考えの内だと信じて。

年齢：5歳

種別：クローン体／人造生命体

性格：礼儀正しく理知的、どこか達観したヒューマニスト

### 概要

六道回向の中指から作られた3番目のクローン。

「後継者」としての威厳も、「生物学的興味をそそる異形さ」も備えていない（「腕が2本しかない」）ため、誕生と同時に殺処分対象として収容所に隔離される。

しかし、最近、何者かにより解放されることとなった。

### 収容所での生活

壁越しに聞こえる人々の会話を頼りに、日本語を独学。

政治、経済、科学、芸術、文学などの教養を吸収する一方で、芸能ゴシップやネットミームなどの俗っぽい知識にも通じる。

その過程で、自らを「人間」として認識するようになった。

### 思想・信条

生まれこそ異常だが、考え方は徹底したヒューマニスト。

生命の尊厳や感情を何よりも重んじ、「人間らしさ」を大切にする。

その一方で、自身の存在や生まれに対する諦観もあり、どこか機械的な冷静さを感じさせる一面もある。

### 真崎との関係

収容所時代、真崎から「非人間要員」として人類虐殺計画への参加を打診される。

この提案は、サブロウが育んできた“人間性”そのものを踏みにじるものであり、彼にとっては決して赦せない冒涜だった。

以来、真崎を「自分の存在を否定した男」として強く憎み、敵意を隠そうともしない。

### 戦闘

二刀流の大きなハサミで戦う

### セリフ

「兄上。私は、あなたの背中に憧れ、こうしてここまで育ってまいりました。未熟者ではございますが、どうか今後とも、ご指導のほどよろしくお願いいたします。」

「私の外見が醜いと？――ふふ、それはどうかご心配なく。
肉体とはこの世の仮宿に過ぎません。
魂の価値を見誤るようでは、永遠の真理には辿り着けませぬよ。」

「父上のあの行為が、いかに残虐に映ろうとも――
私も、かつてはその意味が分からず、夜ごと眠れぬ日々を過ごしました。
ですが、二年に及ぶ沈思と瞑想の果てに、私は悟ったのです。
父上の手が下すその業こそ、理に適い、世界の均衡を保つものであると。」

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