戌爪 光里（いぬづめ ひかり）

「後方支援は私に任せて！」

年齢：17歳　身長：162cm　体重：50kg　ワークス/カヴァー：高校生/高校生

夜来学園ヒーロー養成科2年の竜馬の妹
　ギャルっぽいところもあるが、根は優しく困っている人を見過ごせない。直感で物事を決める癖があり、それで苦い思いもすることも。分別はある程度決めているが、基本的に人を信じやすい。
　ヒーローになるため奮闘しており、休日などにインターン生としてN市のヒーロー事務所の手伝いをしている。だが、あくまで学生。インターン生だし、学業優先ということでパトロールなど簡単なものしかやらせてもらえない。

戌爪 あかり（いぬづめ あかり）

「大丈夫、こう見えてお母さん強いから。」

年齢：40代　身長：151cm　体重：秘密　ワークス/カヴァー：主婦/主婦
　優しくてなんかぽわぽわした感じ。家で専業主婦をやっている。一応オーヴァード。オーヴァードでない為か、昔は竜馬のことを人一倍気にしていた。「力が無くてもできることはたくさんあるからね。」これがあかりの口癖だった。
　第一次レネゲイドウォー時、戦いが長引き浸食率が高まった時に致命傷を負い、一時昏睡状態になる。なんとか一命はとりとめたものの、足に後遺症が残り車椅子生活を余儀なくされる。あかりは気にしてないが、拓馬はこのことを悔やんでいる。

戌爪 拓馬（いぬづめ たくま）

「もう、あんな悲劇は起こさせない。」

年齢：40代　身長：176cm　体重：82kg　ワークス/カヴァー：ヒーロー/ヒーロー
　現役で活動しているトップヒーローの一人。自ら立ち上げた少数精鋭のエルゼリオン事務所所属。事務所は家とは違う場所に構えている。忙しいのか家にはあまり帰ってなく、事務所で寝泊まりすることが多い。
　第一次レネゲイドウォー前から戦い始めたヒーローの一人でもある。きっかけは家族を守る為。ずっと戦い続けてきたからか、敵が多く家族を巻き込まない為に距離をとっている。

　そいつは言った。
「あいつらが憎いか？」
　俺は頷いた。許せなかった。母親だけでなく、妹まで傷つけたヴィランを。そいつはニヤリと笑いこう言った。
「あいつらを殺したいか？」
　その答えに詰った。躊躇いがあった。だが、それはほんの一瞬だった。
「ぶっ殺してやりたい･･････！」
　「じゃぁ俺をやる。その力で戦え、邪魔する者を全て。」

　　　　「ぶ　っ　壊　せ」

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　そこから先はよく覚えていない。気づいたら気絶した妹を抱えて･･････死体の山に立っていた。
ただ･･････と　て　も　気　持　ち　よ　か　っ　た　。

「やっぱお前は俺だったんだ」



「ずっと待ってたぜ」



「また一緒に暴れようぜ」



「あの時みたいに」












「お前の母さんを殺そうとした時みたいにさぁ!!」






　「ヴァリアント」と名乗ったレネゲイドビーイングは実は知らぬ間に押させこんでいた竜馬のオーヴァードとしての一面が具現化したもの。どうしようもない殺戮衝動を抱えて生まれたソレは第一次レネゲイドウォーの際に戌爪あかりに致命傷を負わせたオーヴァードである。このことは拓馬とあかりしか知らない。
　当然、竜馬はこのことを知らないし覚えてない。偶然あの場所に居合わせたレネゲイドビーイングだと思っている。