容姿・経歴・その他メモ

まだ覚醒してそこまでの時を経てないFHエージェントの高校生。
生まれて覚醒するまでは極々普通の一般家庭で、父親がジャズの音楽家というのもあって自身も母親に進められて音楽関係の習い事を始め、ピアノとフルートに関してそれなりに自身に向いていたのか、県のコンクールに優賞から入賞、上手くいけば全国大会に出場する実力もあった。

だが、そんな日常も急に崩れてしまう。習い事の帰り道、たまたま寄り道をして裏道を通った所に異様な人物が背を向けており、その人物が自身に気付いた瞬間に実感した。自分は殺される。それを直感的に感じてしまった。そして逃げ出そうとしたが何故か身体が動かない。その間にその人間のようなモノによって体を何かで貫かれた。
このままでは死ぬ。そう思った時に死にたくないという思いが沸き上がり、生き残る力を求めた。それに応えるかのように力が溢れ出し、息を吹き返して高速で思考し、なんとかその人間のようなモノを殺害した。
その出来事から数分後、見知らぬ誰かが話しかけてきた。その人物が何かの障壁のようなものを一瞬だけ発し、自分がそれに対して耐性が出来ている事を告げられ、自身がオーヴァードという超人になったと説明を受け、その力を利用して世界を変える、もしくは自身の欲望(ねがい)を叶えようとする組織---FHだと伝えられる。そしてオーヴァードと一般人が共存する世界にしようとしているのがUGNだと教えられたが、先程の出来事で死への恐怖が強く残っており、生き残るための力が欲しいという欲望(ねがい)を持ち、FHへの所属を決めた。
その後は高校生としての生活を表では過ごしながら放課後ではFHの活動をしている。主に生き残るための力を得る為に戦闘能力の強化実験と自身の力の使い方をウインドマスターに教わりながらセルの戦闘活動エージェントとして過ごす日々を送るようになった。それによって日常生活の表の部分が少し面倒に思うようになり、人付き合いが少なくなった。

そんな日々を過ごす中、ふと別のセルはどのような人物が居るのだろうと調べられる範囲で調べた所、肥後深貴という過去に作戦中に部下を死なせた事により、部下の死、もしくは失う事を恐れているという事を知り、自身も死に対して強い恐怖を持っている為、何かしらの親近感を感じると同時にいつかその恐怖で自身の心が壊れてしまう、最悪ジャームと言う存在に堕ちてしまうのではないかと不信感を感じている。

戦闘スタイルはFH専用の銃を楽器ケースに偽装しているものにしまっているのを取り出し、それを補助するアイテムを装着して射撃攻撃を行うが、レネゲイドウィルスが活性化する事により高速思考が強化される事によって射撃攻撃の単体ではなく複数人に一度に攻撃を行う事が可能になる。

そして訓練の時に一度だけ能力の暴走が起こった時があったが、その衝動が殺戮の感情に飲み込まれていた。それはおそらく生き残りたいという思いから、自分が生き残るにはそもそも自分が殺す存在が居なければ良いという考えを無意識に生まれたからではないのかと思われる。その際はウインドマスターによって気絶され落ち着かされたが、それ以降は暴走する事に恐怖を感じてはいるものの、心の片隅には覚醒した際に殺人を行っているのもあって殺戮の快楽を知っていてその欲望があると思われる。

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