茶色がかった黒髪のショートカットに、赤い髪留めをしている。
一応中学生の年齢ではあるため制服を着ていることもあるが、たいてい動きやすさ重視の格好をしていることが多い(キュロットや短パン、ジーンズなど)。好印象を得るために、身の回りには最低限気を付けている。

一人称：私
二人称：あなた、～さん

「私、橘藍莉っていいます。私のお手伝いが必要だったりしませんか？」
「いつもお世話になってるあなたのためであれば、私、全力で頑張っちゃいますからね」

いつもにこにこしており、困っている人がいれば率先して助けになろうとする、一見純朴そうな少女。
誰かの助けになることを信条としており、欲望は「他人に必要とされること」である。
そのため、自身の支援役としての能力を磨くことを常に心がけており、向上心の塊のような女の子。

一方で、レネゲイドの力は「自分にとって欲望を叶えるのに必要なものだ」と認識しており、その力を隠そうとする・怖がる・嫌がる思考を理解できない。
信頼のおいている仲間のためであれば、躊躇なく力を使うし尽くそうとする。

自分の領域内の他者の行動をブーストしたり阻害したりと、他者に干渉することのみできる。
領域内には白い羽根が舞っており、ともすれば幻想的な情景といえなくもない。

生家が貧しく、金銭を求めた両親にFHセルに売られた経歴を持つ。
覚醒時のショックか、覚醒以前の記憶はおおかた失っているが、両親の仲が悪かったことはうっすらと覚えている。
「他人に必要とされたい」欲望は、そうやって売られた経緯から生まれているが、本人にその自覚はあまりない。「どうしてそれが欲望なの？」と問われても、「必要とされたら嬉しいから」くらいの答えを返す。

FHセルの実験により起源種に目覚めたが、欲望を叶えるために貪欲に学び、手に入れようとする意志は自分由来のもの。
一方で目的のためであれば少し無理をするきらいもあり、それが直接の起因ではないものの、UGN碧野市A支部を相手にした作戦で大敗を喫したことがある。