コンロンは、レネゲイドが与える力ではない。
キャラクター作成のルール上はシンドロームと同様のあつかいと
なるが、コンロンのピュアブリードとなったキャラクターは、オーヴァードではないということになる。
以下は、そのようなキャラクターに適用されるルールである。
なお、ここに示すように、ルール上できわめて特殊なあつかいを受けるキャラクターとなるため、GMをはじめとする参加者全員の同意がない場合には、コンロンのピュアブリードのキャラクターをPCとして作成するべきではない。
◈ 《ワーディング》と《リザレクト》
コンロンのピュアブリードは、キャラクター作成時に《ワーディング》と《リザレクト》を自動取得しない。
また、これらのエフェクトを経験点によって新規に取得することもできない。
◈ 《ワーディング》を受けた場合
コンロンのピュアブリードはオーヴァードではないため、《ワーディング》の効果によってエキストラとなる。
「対ワーディングマスク」等の効果を受けていれば、これを受けない。(『ルール1』P180もしくは『IA』P44)
◈ ワークスの制約
コンロンのピュアブリードは、オーヴァードであることを設定に含むワークスを取得できない。
具体的には、レネゲイドビーイングA~D、FHレネゲイドビーイングA~D、ゼノスレネゲイドビーイングA~D、アニマルオーヴァード専用ワークスなどがこれにあたる。
ここに挙げたもの以外については、プレイヤーとGMで判断すること。
◈ Dロイスに関する判断
コンロンのピュアブリードはオーヴァードではない。
よって、オーヴァードであることを前提とするDロイスは不自然なものとなる。
典型的には「起源種」「変異種」「対抗種」「古代
種」などがそれにあたる。
とはいえ、“どのDロイスがオーヴァードであることを前提としているのか”というのはあいまいな問題だ。このことから、厳密なルールは定めない。プレイヤーとGMの判断のもと、特定のDロイスを取得できないとしてもよいし、逆にとくに制約なく取得できるとしてもよい。
後者の場合、“そのような特殊なレネゲイドに相当する体外のレネゲイドをあつかう”といった解釈が考えられる。
◈ 「覚醒」と「衝動」
コンロンのピュアブリードはオーヴァードではないため、キャラクター作成時に「覚醒」「衝動」を設定しない。
それにともない、その分の侵蝕率基本値が発生しない。(これにより、他のデータ等で侵蝕率基本値が増加しないなら、侵蝕率基本値は0となる)
◈ 侵蝕率とバックトラック
コンロンのピュアブリードはオーヴァードではないが、侵蝕率は存在する。
バックトラックの結果、侵蝕率が100%以上だったなら、オーヴァードに覚醒する。
このとき120%以上であったなら、さらにジャーム化する。
オーヴァードに覚醒した結果としてどうなるのかは、その場のプレイヤーとGMで判断してほしい。原則的には、他のいずれかのシンドロームを取得して、完全にリビルドすることになるだろう。
そのようなリビルドの際に利用しやすいDロイスとして、「技もつ超人」が存在する。
◈ オーヴァードであることを参照する効果
一般エフェクト《カームダウン》 やウロボロスの《円環螺旋》 など、“オーヴァードである”ことを参照する効果において、コンロンのピュアブリードはオーヴァードではないものとみなす。
なお、コンロンのエフェクトは、通常のエフェクトだ。たとえば《雲散霧消》 等の効果においては、コンロンのエフェクトもエフェクトとしてあつかう。