容姿・経歴・その他メモ

パーソナル情報

髪

赤紫色

瞳

赤色

肌

肌色

誕生日

不明

コードネーム

変化するもの(Metamorphosis)

一人称

私

二人称

○○、貴方

好きなもの

暗い場所

苦手なもの

UGN(やっている事は問題の先延ばしと考えている為)、ゼノス(自身を殺しに来る為)

人物

赤紫色の髪のFHマーセナリー。大剣を使う白兵戦に長けている。ある目的の為に"百鬼夜行"セルの傭兵として務めている。
ウロボロスである為、ゼノスから度々命を狙われている。"ミネルヴァ"坂月那岐とは、幾度と無く交戦した間柄である。

相手の攻撃を食らう事で、レネゲイドを喰らう事ができる特異な体質である。
現在の戦闘スタイルも、"ミネルヴァ"の豊富な白兵経験から喰らったものを基としている。

優しく気弱な性格の香流 庵二(かなれ あんじ)という弟がいた。遼生は凛とした性格であった為、庵二からは頼りにされていた。

来歴

物心付いた頃には、庵二と共に孤児院にいた。その孤児院はFH研究員の壽福 幹一(じゅふくかんいち)が営んでいた。
なお孤児院は表の姿で、実際には秘密兵器や遺産に相当するような武器を後天的に作り出す研究を行っていた。
遼生と庵二には研究素材(ウロボロス)としての適正があり、その為に拾われたようだ。
この事を知った遼生は、庵二を連れて孤児院を脱出した。十分な被検体が集まっていたのか、孤児院から追手はこなかった。
その後は二人で各地を転々としながら、こそ泥のように生きていた。それでも、二人で見て回る外の世界は新鮮だった。

そうして過ごしてはや数年。とある街の路地裏や河川敷の橋の下を拠点として安息の日々を過ごしていた。
しかしその街で、UGNとFHの抗争が勃発してしまう。逃れようとする二人だったが、オーヴァードの力は強大だった。
ワーディングにより河川敷で昏倒していた所に、無情にも橋が崩れ落ちてくる。その橋に押し潰され、二人は死亡する。
その際に遼生と庵二は覚醒する。遼生は何とか動けるようになったが、庵二は死に体のままであった。
程なくして息を引き取った庵二。遼生は庵二の死を黙して見届ける事しかできなかった。

覚醒直後

その後、UGNの医療班に発見され、輸送される事になった遼生と庵二。
輸送車に同乗していた処理班や護衛のオーヴァードから、レネゲイド関連の知識を得た。
彼ら曰く、遼生は能動的にレネゲイドを喰らうウロボロスではなく、受動的にレネゲイドを喰らうウロボロスらしい。
しかし、そんな事は遼生にとって重要ではなかった。大事なのは庵二の事だ。
遼生は医療班に「庵二を蘇らせる事はできないか」と尋ねた。医療班からはUGNとして御法度である旨の回答しか貰えなかった。

輸送車の中で、このままでいいのかと自問自答する遼生。
自身が蘇ったのだから、庵二も蘇れない道理はない。だが、このままではその道は閉ざされてしまう。
何とかならないかと思案する遼生。……その刹那、ある事を思いついた。そして遼生は行動に移す。
遼生は処理班達を攻撃した。当然、彼らは遼生を鎮圧するべく反撃を行った。……それこそが遼生の狙いだった。
攻撃を食らった遼生は目論見通り、処理班達のレネゲイドを吸収する事ができた。得たのは飛翔能力と死者凍結能力だった。
ジャーム凍結要員として用意された処理班や、護衛オーヴァードの飛翔能力が、皮肉にも遼生へ自由の道を与えてしまった。
こうして遼生は庵二を抱え、輸送車を突き破って逃亡した。飛翔する最中で、庵二の腐敗が進まぬよう凍結処理を施したのであった。

逃亡以降

その後は庵二を蘇らせるべく、独学で研究を進めている。だが当然、研究には費用が必要となる。
輸送車での事件を起こした事や、死者に対する思想の不一致からUGNには頼れない。
また、ウロボロスを殲滅するプランを掲げているゼノスに頼ることもできない。
事実、研究を進めている間にも"プランナー"の差し金であるゼノスエージェントと何度も交戦した。
特に"ミネルヴァ"坂月那岐とは因縁とも言える間柄であり、何度も戦いを挑んでくる彼女に少々厭気を感じている。

こうして遼生はFHの傭兵として協力する事とした。そうして現在協力しているのが"百鬼夜行"セルである。
遼生が使用しているバスターソードも、このセルから譲られたものである。
なお、遼生と庵二の死を引き起こした元凶の片割れである為、複雑な心境を抱きつつ協力している。

思い出の一品について

遼生が耳につけている銀のピアス。逃亡生活中に庵二が、遼生に似合うと言って選んでくれた品である。
ピアスを付けてくれたのも庵二である。あれから数年以上経つが、このピアスは一時も外していない。

戦法

影を全身やバスターソードに纏わせ、遠距離から切り刻む戦法を得意とする。
また、相手の攻撃を食らうことによるレネゲイド吸収を活かす為、攻撃をあえて喰らいに行く事も多い。
喰らったレネゲイドを元に、幻影のバスターソードを作り出す事も可能。幻影のバスターソードは自律的に稼働する。

台詞

不本意だが、私にはこの道しか残されていない。
だが、それも私の理想の実現の為だ。世が何と言おうと構わない。
「今日も汚れ仕事か。……半端者の私にはお似合いだな」

　　　　　　　　　――"変化するもの(Metamorphosis)"香流遼生、自嘲的に呟く。

台詞サンプル

「一緒に色々な所を行きたかったけどさ、俺はダメみたいだ。……さよならだ、兄さん。先に逝って、ごめん」
「……庵二」
――先立つ不幸を謝罪する庵二。遼生はそれを黙して見届ける事しかできなかった。

「……またお前か。私のような半端者ではなく、他を当たったらどうだ？」
――遼生に幾度と無く戦いを挑んでくる"ミネルヴァ"坂月那岐に向けて。
　　ウロボロスの殲滅の為か、それとも遼生との死合いを愉しむ為かは知らないが、遼生にとっては迷惑他ならない。

「この橋も直っていたのか。月日が経つのは早いな」
「……庵二と再びここに来られると良いな」
――河川敷の橋の下で一人呟く遼生。橋の下の暗がりは、遼生に安息を与えてくれる。

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