容姿・経歴・その他メモ

魔法少女として全国各地で活動しているオーヴァード集団「マルシック」の白兵担当。良識はあるがどこか抜けたお嬢様。ジャームに対しては殺意を抱いている。
メンバーからは空海の言葉を送られている。

彼女にはかつて友人がいた。
その友人はある日、ジャームに殺された。
特に意味もなく、試し斬りでもなく、石ころを蹴飛ばしたように殺された。
彼女は魔法少女になった。


彼女の心は凪いでいる。
自分のことを考えなくて良いから。
人殺しの事実から目を逸らした。
あれは人ではなかった、獣を狩ったようなもの。
本当は彼女を守りたかったからなったのに。
守れない自分に、あまつさえ人殺しを楽しむ吐き気がした。
ジャームの肉を断つ音は自分の肉を断つ音だった。
ジャームの嘆きは自分の嘆きだった。
ジャームの声は友人の声だった。
ジャームの肉塊は友人の肉塊だった。
ジャームは███だった。
起きるのが嫌だった。
現実が見えるから。
寝るのが嫌だった。
我に返りそうだから。
狩りの間だけは自分のことを忘れられる。
やたらめったらにジャームを狩った。
ジャームが死ぬと次のジャームが現れるから。
いつしか目標がジャームを殺すことになった。
そうして彼女はジャーム殺しとなった。
ジャームを狩れるのは人間だけだと思ったから。

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