紺ともいえる蒼色のセミロング、それをほんのりローポニにしている女性。
大概はノースリーブインナーの上にコートのようなジャケットを羽織り、下はホットパンツに黒のロングブーツ装備。

笑みを浮かべていることの多い、肝の据わり殆ど余裕の態度が崩れない人物。
クール系、と呼ばれるタイプであり猫のように気ままでマイペース、その上神出鬼没気味でふらふらとどこかに行っていることも。
FHマーセナリーとして、ある武闘派セルの下請けの一人として扱われておりそのセルリーダーが生成した死体の処理、組の掟にすら従えなくなったジャームの処理を担当、依頼を受けているが基本その際はあまり感情を表には出してこない、

その胸の内は戦うこと、人間だったものを殺すことに対して忌避観を強く持っている。
命を奪うために振るう刃、噴き出す血の薫り、怨嗟や怒りの悲鳴。その全てがヴァルプルギスの心を深く蝕み傷つける。
罪悪感、恐怖心を無理矢理拭うかの様にヴァルプルギスは神へと懺悔するかのように血だまりで祈りを浮かべている。

黄昏の焔鳥(クヴェルフェネクス)から多く仕事を受けるFHマーセナリー。　裏切り者、用済みの存在の執行官的な立ち位置を現セルリーダーに押し付けられている。

生まれは記憶がなく、初めは孤児院育ちだった。
子供ばかり、大人は少ないという環境下であった為我儘を言ったりすることは殆どない子供だった。
ある年のクリスマスイブ、孤児院をあるFHセルに襲撃された際唯一の生き残りにして覚醒者でもあった。

UGNの到着よりも早く他のFHに拾われた為、今までの殆どを裏社会の血生臭い生活で過ごしており、平凡な日常に居た期間は殆どない。
それ以降は上記セルに下っ端として使われており、処理程度の仕事しか回されてはいなかったがそれでも倫理観に程よい欠けと一般常識の疎さがほんの少し目立つ。
猫のような人物。

もう10年以上FHとして活動はしているものの、組織や仕事の傾向に対して本人の気質が合っていないと心のどこかで思っている部分がある。
それ故か、平凡な少女として生きて見たかったと言う想いが募って入るものの多くのFHを、人を殺しすぎたと自身を悪人と示す女性はその光に手を伸ばせない。


なお、割り振られているほとんどがの仕事がUGNの行うものと似ている部分があることをヴァルプルギスと呼ばれる堕天使はしらない。