容姿・経歴・その他メモ

白髪赤眼の人造生命体。
感情の起伏が乏しい表情ながらも、気だるそうな雰囲気を隠そうともしない気分屋。それは渋谷支部長という責任ある立場となったあとも変わりはなく、むしろ権限を手に入れたことで都合よく自分の仕事を部下（主に桜生）に押し付けている。
それでも正確無比な狙撃による戦闘能力と、ノイマンとしての指揮能力については評価されているようで、なんだかんだ部下からの信頼は厚いようだ。
かつてはあまり支部にも顔を出さず、単独行動を好んで行っていたが、最近では必要性がなくとも支部に顔を出していることが多くなった。

かつて傭兵として世界中を回っていた頃の貯蓄で、そこそこ良い部屋に住んでいた。
しかし生活に必要最低限の家具と、据え置きのゲーム機くらいしかないので、空間は持て余し気味。
渋谷がある程度復興した後に、似たような部屋を借りて暮らしている。今では少しずつ物が増えている他、合鍵が陰陽都和に手渡されている。

魔弾の七射手(ザミエル・バレット)というコードネームは、傭兵時代から行っている雇用主との『契約』から付けられた。
蘭自身の手で創り出された特殊な七発の弾丸。そのうちの六発までは雇用主の望む対象を撃ち抜き、最後の弾丸を向ける先は蘭自身が決定する、という契約。
魔弾の射手(Der Freischütz)になぞらえたその契約は、重ねるごとに魔術的な意味合いを持ち始め、『契約者の弾を撃ち尽くすまで撃てない』という制約を得て魔弾の七射手(ザミエル・バレット)は『撃ち抜いた相手の魂を奪う』魔術へと昇華された。



――サマキャン1話『きっとまだ　終わらない夏が』―—

転入生なんてだるいな、と思っていたが、陰陽に対して良くも悪くも影響を与えているようなので、この機会に彼女が一歩踏み出すきっかけになってくれればと考えている。
しかし同時に、浅井夢叶自身については、エヴェイユが注目していた点や、上層部の思惑などを考えて人知れず警戒感を抱いていたり。だがまあ、折角学校に来たなら、せめて短い青春くらいは誰にも邪魔されることなく、楽しんでほしいものだが。
「命短し、楽しめ青春」「大人なんて、碌なもんじゃねぇからな」


――サマキャン2話『そして　幽かなるものに祝福を』――

夢は終わり。世界は全て、不条理なる現実へと。

頭の中で鳴り響くサイレンと、混濁する記憶に明滅する視界の中、名前を呼んだ声を、
夢の終わりに、現実へと立ち向かう覚悟を決めた少女の声を、
せめて、忘れないでいようと思う。
「俺という存在の価値を証明する」「んじゃ行くか、世界を救いに」


――サマキャン最終話『それは 終焉を呼び起こす現』――

望む未来をつかみ取って、不安定なままの子供は確かに自分の足で立っていた。
だから、俺はもう役目を終えたんだと、そう思っていたんだけどな。
俺を呼ぶ声がするから。一緒にいたいなんて言うから。
初めて、もう少しここに居たいと思った。
「馬鹿だな、お前」「わかったよ。傍にいるから、お前も、ここにいろ――都和。」

履歴

ミスカトニック大学と提携した研究施設で、邪神の因子を持った人造生命体として創り出された生まれながらのオーヴァード。
『代謝制御』によって長期生存を可能とした唯一の個体だが、本来の目的である『アザトースシンドローム』が発現しなかったため、10年ほどで研究対象から外された。
以降はオーヴァードであることを隠し、傭兵として世界を転々としてきたが、数年前に霧谷によってUGNへと勧誘され加入。
マンハッタンの惨劇を経て、渋谷支部支部長に就任した。

ダオロスを因子のルーツとし、生まれる前から、時折誰かと話す夢を見る。
目を覚ました時には朧気にしか覚えていないが、薄灰の髪を持つ彼女はいったい……？


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セッション履歴