【アスモデウス】
『古代禁書(グリモワール)』の72の断章がひとつ『アスモデウス』に記された、光と影を操る破滅の堕天使。
「叛逆の貴公子」「悪魔界の奇術師(トリックスター)」「色欲の獣」「片翼の堕天使」など数多の異名を持つ最強の悪魔が一柱。
老若男女を誑かす中性的な美貌と長い銀髪、背中に漆黒の片翼を背負う長身の男の姿をとる。
尊大な口調に反して非常に謙虚で自己犠牲的。また、心に誓った恋人以外には手を出さない一途さを持つ。
人界で活動する際は、一人称はボクに設定している。

▼来歴
出自は"人類最初の殺人者"カインの末裔。
父である原初の鍛冶師トバルカインの功績により天界に住まうことを許された異端の子。
天界では罪人の子孫として奴隷のごとき生活を送っていたが、その中で主神の娘との禁断の恋に落ちてしまう。
当然、神々がその関係を認めるはずもない。最愛の人との中を引き裂かれてたことで彼は神々への反逆を決意する。
無謀とも思われた叛逆はしかし、天界にて虐げられてきた人々が団結し、さらには"殺人者(カイン)の因子"の目覚めにより形勢は逆転する。
天界の神々を蹂躙し恋人のもとにたどり着くも、祖先(カイン)の血に完全に覚醒したことで堕天、二人の恋は世界にすら引き裂かれてしまう。

そうして地獄界まで堕ちながらも、彼は再び恋人に出会うため天界へと昇る術を探し求め続けた。
地獄界を巡る中で"地獄の窯の番人"ルシファーによる圧政に苦しむ者たちを救い、二度目の叛逆を決意する。
悪魔の軍勢を率いルシファーの王座を簒奪、「煉獄の救世主」として名を馳せ、全ての悪魔の頂点に立った。
しかし彼は独りで地獄を支配しようとはせず、「堕天円卓(デス・サーティーン)」を設立し同志と共に平和的に地獄を統治した。

現在は地獄の門を管理する傍ら、人界に干渉し恋人と再会する方法を探し続けている。
"殺人者(カイン)の因子"を持つ人間の魂を依り代に人界へと顕現する。また、自らを記した魔導書を人界に残し、
人間に召喚させることで人界に現れることもある。

▼能力
天界と地獄界に伝わる剣技を修め、独自の流派『神曲(ダンテ)』へと昇華している。
愛剣『森羅刀・無銘』は彼の父が鍛えし原初の剣であり、あらゆる事象をその刃に宿すことができる。
また、地獄の王座を奪ったことで地獄の門(ヘルズゲート)の鍵の番人となっており、自らの影を地獄の門(ヘルズゲート)と接続することができる。
ひとたび地獄の門が開けば、無数の亡者が人界を埋め尽くしこの世は第二の地獄と化してしまうという。


▼堕天剣技『神曲』
・神曲・獄ノ調
第壱章『辺獄(リンボ)』
第弐章『淫獄(プレステル)』
第参章『獣獄(ケルベロス)』
第肆章『吝獄(バロール)』
第伍章『血獄(スティージュ)』
第陸章『葬獄(クレマシオン)』
第漆章『蛮獄(ゲバルト)』
第捌章『嚢獄(マレボルジェ)』
最終章『無間獄(コキュートス)』

・神曲・天ノ調
第壱章『蒼月天(アルテミス)』
第弐章『流水天(ヘルメス)』
第参章『黄金天(ヴィーナス)』
第肆章『太陽天(ヘリオス)』
第伍章『劫火天(アレス)』
第陸章『樹木天(ゼウス)』
第漆章『浄土天(クロノス)』
第捌章『聖星天(ゾディアス)』
第玖章『原動天(アニムス)』
第拾章『至高天(エンピレオ)』
第零章『赦焔天(プロメテウス)』