一人称：俺
二人称：お前、アンタ
特徴・語尾：竹を割ったような性格
癖：剣のペンダントをいじる
好きな物：家族、友人、従業員の二人、剣道、バイク、カラオケ、剣豪小説
嫌いな物：母親の小言、物理、田舎特有のめんどくさい空気、雷
目的：

「主人公」気質

外交的、直感的、感情的、計画的、激動的なENFJ-Tの「主人公」。
理想主義者で思いやりがあり、人を引っ張る力のあるリーダーシップを持っている青年。
竹を割ったようにカラッとした性格でありながら、行動力のあり他人と過ごしたり話をしたりすることを厭わない。
基本的に陽キャ。根明なタイプ。近所の人やお客さんともすぐに仲良くなれる。

共感性の高さ、

一方で少々他人に深入りし、必要以上に同調、抱え込む癖がある。
繊細な機微に聡く、高い洞察力から他者の情動を把握する能力に秀でているのだ。
それが上手く回ればいいのだが……そうならないのが人生の常。
多感な思春期であることも相まって、少しずつ溜まっていった歪は鳥珠の心に一つの影を落とすのだった。

傾陽の“希死念慮”

閉じた田舎。決められた未来。安寧と退廃の日常。
物語の主人公なんかじゃないと気がついた鳥珠は、あの乱世の剣豪のような日々はあり得ないと知った日から、鳥珠は最も近しい大事な人――家族(母親)の願いの為の英雄(道具)となった。

だが、そんな暮のような日々を望んじゃいなかった。
こんな真綿で首を絞め続けるような息苦しい日々だったら――
――いっそ、あの時死ねればよかった(・・・・・・・・・・・)のに。
斜陽に薄く広がるその影は、心に差す「希死念慮」だ。

以下、覚醒後に自覚する鳥珠の本質について

だが、実際には鳥珠の抱える歪みの根底にある衝動は別のものだ。
幼き頃、身体が弱く父の病院にて入院を繰り返していた鳥珠は、日々病魔の苦しみと戦い続けていた。
体の軋み、高熱、吐き気、意識の混濁……数多の症状を乗り越え、起き上がれた朝、鳥珠はこう思った。
「あぁ、またやっと辛く苦しいとこから生き延びれた(・・・・・・)」と――

その結果、幼き鳥珠の心は歪んでしまった。
長い「苦痛」から逃れるため、その「生の実感」を至高の劇薬(幸福感)と定義づけたのだ。
『命の危機』を感じる時ほど、『負けられない戦い』の中ほど、鳥珠の心は沸き上がり、奮い立つ。
――否、そうでなければ、鳥珠にとっては物足りないのだ。

戦闘狂(バーサーカー)――端的に言ってしまえば、一種の病的なまでのマゾヒズムである。
本人はこの性根にうっすらと気が付いており、強い理性の心で押しとどめている。
だが、もしその枷が外れたならば――

夜影の鍛造

ウロボロスの影を操り、物質を模倣する能力。モルフェウスの系列の色が強いようだ。
何でも模倣出来るわけではなく、鳥珠の思い入れのある物の影を切り取り、増幅・投影している。
その影同士を組み合わせ、改良することもできる。その為、能力は鳥珠のイメージに大きく左右される。
（特に思い出のある日本刀のキーホルダーを媒介にしているので「決闘者の剣」相当としています……）

新陰流：初段

一方で、ウロボロスの本来得意とするレネゲイドコントロール自体はまだ粗削り。
精々、自身の出力を一時的に上げたり、剣の斬撃を飛ばすように伸ばしたりといった程度。
一方で、白兵戦のセンスは高く、性格も相まって恐れずに突撃が出来る。
長年培った剣術は、確かに鳥珠の血潮となっているようだ。

生誕～小学校入学：療養期

経ツ祈町内にある温泉宿『みたまや』の一人息子として生まれる。命名者は母方の祖父。
幼き頃は体が弱く、よく熱を出したり、痙攣を起こしていた。
その為、保育所ではなく、父の病院にいることがほとんどであった。（母は店の切り盛りで忙しかった）
小学校に上がる直前は特に調子が悪く、入院を繰り返していたほどだった。
9年ほど前を境に次第に体調を崩すことも少なくなっていき、小学校に上がる前後にはほぼ入院することもなくなった。
今でも当時お世話になっていた父の同僚やスタッフへの恩は忘れていないという。
なお、当時の病院での鳥珠は父親に迷惑を駆けまいと、大人しくしていた。

小学校～中学：剣道に熱心に

小学校に上がった鳥珠は今までのうっ憤を晴らすかのように友人たちと遊ぶことが多くなった。
ほぼ初対面なクラスメイトが多かったが（入院しているような子はあまりいない）、
生来の明るさとリーダーシップですぐに輪に溶け込んだという。
（【PC2】と出会ったのもこの辺と考え中）

小学校高学年に上がった際、クラブ活動として剣道を始める。
好きな漫画の剣士のように戦えると（勘違いして）が善やる気になった鳥珠は、学内のみならず、学外でやっていた大人の同好会などにも顔を出すようになり、地域の大人たちに可愛がられていく。

中学に上がってもその活発さは変わらず、剣道部の期待の新人として話題になる。
友人たちと出かけることも増え、県外の大会にもよく出るように。
三年時には部長＆主将を務めあげ、全国ベスト32に入った腕前である。
なお、この頃地味に告られることが多かったらしく、数か月だけ気になる子と付き合っていたが、部活動のし過ぎを理由にフラれている。このことは一晩で町中に知れ渡ったらしい。

高校入学～：剣道を引退＆若旦那として家業の手伝いが多くなる。

しかしながら、高校進学を機に、剣道から身を引くことになる。
本人曰く「そろそろ将来の子とも考えねーとだからな」とのことだが、実際は中学の卒業式の日に、母から正式に家の手伝いに専念するようにと言われた為だ。
事実、中学までの部活動に関しても母はあまりいい顔をしていなかった。（元々、病気がちだったのも大きな理由の一つ）
高校に上がるにあたり、くぎを刺されたのだった。

勿論、鳥珠も食い下がったが、女手一つで育て上げてくれていた手前あまり無碍にもできず、また大事にしていた剣道の道具は捨てずに取っておく、という点を譲歩してもらったこともあり、結果として、鳥珠が折れた形になった。
なお、このことは高校入学1週間で街中に広まったらしく、友人たちも多少気にかけて鳥珠の前でもいつもと変わらないように接してくれている。鳥珠本人としては、ありがたいような申し訳ないような気分だ。

なお、鳥珠の若頭としての際はそれなりに良い評判だという。元々、人懐っこい性格であることや見知った人ばかりいる町なのもあって問題なく過ごせているという。

・烏珠：ぬばたまの
「黒、髪、夜、夕べ、月、夢 」などにかかる枕詞。烏羽玉、射干玉とも。
例：ぬばたまのその夜の月夜今日までに我れは忘れず間なくし思へば

なお、ぬばたまとは、黒くて光沢のある、檜扇（ヒオウギ）という植物の種子。
「ヒオウギ（檜扇）」の花言葉は「誠意」

全体的な画数は◎。天画が悪いのは実家の問題。
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