容姿・経歴・その他メモ

優しくて誰とでも仲良くなる性格。ゾディアックウェポンを所有する12人のUGNチルドレンにより構成される『星宿の騎士団（ゾディアック・ナイツ）』の一員。

一方、裏の顔はUGN上層部直属の暗殺請負人『蛇遣い』。同時にゾディアックウェポンの所有者をジャーム化する前に消す役割も担っている。本性は冷笑的で無関心、優等生のいい子ちゃんを演じるのも辟易としている。

『星宿の騎士団』にはこんな逸話がある。
歴代の誰もが強い意志を持ってジャーム化せず最後まで戦い抜き、その命を全うしているのだと。メンバーはそのことを誇りに思っているし、UGNチルドレンたちの誰もが『星宿の騎士団』に憧れている。
だが、ジャーム化しないオーヴァードなどいるわけが無い。真相は星乃彗がジャーム化する前に人知れず暗殺し、戦死のように偽造している。一部の上層部は「UGNチルドレンの心の支えになるような存在が必要」だと考え、暗殺と死因偽造の役割を星乃彗に与えているらしい。腐ってやがる。

ちなみに星乃的には『星宿の騎士団』を名乗るのが恥ずかしいが、チルドレンの憧れとして精一杯名乗りあげてる。かわいいね。

【過去】
黒鵜創摩と音無頼人が通常ステージでトップエージェントとして活躍している世界線。
彗（当時は名前もなかったが）は『祈りの造花事件』によって物心つく前に覚醒させられた子供の1人だった。頼人と創摩は事件を解決し、“出荷前”だった子どもたちは皆UGNに保護された。
保護された子どもたちは皆力を扱いきれておらず、どの個体もジャーム化寸前。開発途中のレネゲイドを沈静化させる技術により何人かは安定したが、相変わらずジャーム化のリスクは高かった。教育か処分か、UGN上層部は判断を迫られた。
結果、強制覚醒された子どもたちをまとめて頑丈な訓練施設の中で共同生活させることで管理することにした。すなわち、力を扱いきれなかった個体を子どもたち自身で処理させることで、レネゲイド能力の向上とジャーム化対処を両立させたのだ。
共同生活の皮を被った、使い勝手の悪い孤児たちの蠱毒。その最後の生き残りが保護個体K、現在の星乃彗である。
監視され評価され続ける殺し合い共同生活を経て、人の命を奪うことに何も感じない性格にならざるを得なかった。

【現在】
蠱毒を経て保護個体Kに与えられたものは1本のゾディアックウェポン、『星乃 彗』という名前と偽りの経歴、そして暗殺者としての生活だった。
ゾディアックウェポンは優秀で強力なUGNチルドレンに与えられる。しかし、チルドレンは力を制御できずジャーム化での被害も甚大なものになりやすい。星乃 彗の主たる任務は『常にゾディアックウェポンの使い手たちと良好な関係を築くこと』『ゾディアックウェポンの使い手からジャーム化の気配を察知した場合、いち早く処分すること』である。暗殺者としての仕事は殺しの腕が鈍らないように与えられたもの。

現在の生活で特に困っていることはない。しかし、無能と判断され使い捨てられることに心の奥底では怯えている。
敢えて憧憬があるとすれば、祈りの造花とともにトップエージェントとして活躍している黒鵜創摩のように輝かしい世界で生きることへの憧れが、なくもない。

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