容姿・経歴・その他メモ

痛み、最初の思い出

──痛い、いたい、イタイ。体にメスを入れられる感覚が。体に注入された液体が暴れまわるのが。体を焼かれるのが。イタ、かった？はずだ。いつから痛みを感じなくなったのだろう？いつから体に傷がつきにくくなったのだろう？いつから傷がついてもすぐに治るようになったんのろう？
わたくしを、■■■と呼んでいたおかあさまは笑って、「おめでとう、唯一の成功体。人を超越した愛おしい子。名前をつけてあげよう」といった。
──ああ、おかあさまが笑ってる。だから、これでいいのよ、ね？ブツリ、とそこで意識が途切れた。

そのあと、わたくしは一度保護され、表社会で活動できるようになった。
あの実験中のことで思い出せるのはおかあさまがくれた、コードネームと名前、死ぬなという言葉だけ。おかあさまはどうなったのかしら？

現在

母親を探すため情報を集める傍ら、情報屋をしている。表向きは占いの館で占い師をしている。

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