名前：真野 菜々美(マノ ナナミ)
年齢：17
性別：女
誕生日/星座：8/26(乙女座)
血液型：A型
身長：173cm
体重：54kg
スリーサイズ：B/92 W/63 H/93
趣味：ぼーっとする、編みぐるみ作り
好き：静かな時間、雨の日、ハーブティー
苦手：視線、欲望、自分
利き腕：右だけど左もある程度使える
容姿：艶やかな黒髪、薄紫の濡れた瞳、色素の薄い肌、グラマラスな身体、長身

異様な程に美しい女子高生。非常に大人っぽくて発育もいいため、ぱっと見で成人済みに見えるがれっきとした未成年。

生まれつきの容姿の所為か、異様にトラブル・犯罪に巻き込まれる体質。道を歩けばストーカーや変質者をひっかけ、交通機関を使えば痴漢や誘拐未遂にあい、学校では遠巻きにされたり執着されたり…と大なり小なり毎日事件が起きる。そのため警察の厄介になることも多く(勿論被害者側として)、すっかり警察には顔なじみになってしまっている。

オーヴァードになってからもトラブル体質は健在で、何故か悪だくみの場に居合わせてしまい、流されるように解決に動く…と言う流れがデフォルトと化しつつある。特に春日恭二と出会う率が高く、頭を抱えながら争いになる。とはいえ、その不屈具合や堂々とした振る舞いには憧れに近いものもあるらしい

実は過去に年齢詐称の上でキャバで働いていたことがある。複数の兄弟姉妹を食わせるためにダメ元でやって見たら、微塵も疑われなかった上にめっちゃ売れた。お金を稼げたので良かったが、仕事的には毛嫌いしている容姿を使うものな上、見た目だけを見て集まってくる人を直視する事になって、本人的にはいっそ失敗したかった。
売れた事で年齢詐称がバレた時、谷刑事と知り合っており「普通の女の子」として扱ってくれたので、非常に慕っている

生まれ持った容姿の所為でつきまとい…しかも、しつこくねちっこいタイプ…に合う。いつものことかとため息をつきながら警察へ駈け込もうとしたのだが…気が付けば手術室のような場所の寝台の上にいた。

彼は笑いながら言った。自分は選ばれた人類なのだと。ならば伴侶もまた選ばれた、否更に特別な人類であるべきだと。

ドラッグか、はたまた精神ショックで狂った人間だろうかと思った。今すぐに目の前の男から逃げたいと思うのを抑え、穏やかに自分を家に帰すように言ってみた。けれど話を聞く素振りすらなく、将来の展望とやらを捲し立てるばかりで。

後に知る。今回のストーカーは「いつも」とは違っていた――オーヴァードであったのだ。しかもとっくにジャーム化していた。

身体を物理的に戒められ、ワーディングによって身じろぎすらできず。その男が「新世界の女神にぴったりの輝きだ」と言いながら、菜々美の身体を開き、石が埋め込まれていくのを見ているしかできなかった。

――この日から、菜々美はオーヴァードとして目覚めたのだ。