容姿・経歴・その他メモ

古い陰陽師の家に生まれた、とらえどころのない態度の男性。
生まれたときは双子であったが、古くからの風習により双子は忌子とされていた。双子は御霊が分けられ、それぞれでは一つの魂として格が落ちる分、分けられたのは一つの魂を切り分けなければ、生れ落ちることができなかったからである。そのため、分けられた御霊を合一化することで、魂の格をあげられるとの思想の元、『胎返し』の儀式により、弟の血肉を家の者に食べさせられる。このショックにより、幼少の頃の記憶を喪失しており、また肉類を食すことができなくなっている。
幼少の頃を秘匿され、一族を継ぐ陰陽師として成長するにつれ、自身の家系やその体質の異常さに気づき、家の者に隠れて調査を開始。その過程で消された弟の存在に気づき、西宮家を滅ぼすことを決意。一族の力の源である呪物を焼き払うも、返り討ちに合い、命からがら逃げ落ちた。その後、死に体となっている体を引きずり、UGNと交渉し、その能力と活動を引き換えに準備ができる場所を提供してもらっている。

カバーの小料理屋は、普段食べられないものが多く、自炊することが多かった。しかし適当なものでは衝動を抑えられず、満足できなかったため、精進料理や京料理を中心に習得していった。霧谷に食べさせたところ、存外評判がよく趣味と実益が兼ねられるので、申請し、「雨四光」という店を開いている。名物は期間限定の湯葉鍋。時期外の客が来てはよく出鼻がくじかれている。

口調は関西弁を用い、一人称は「うち」『僕』。のらりくらりとかわすとした態度で常日頃から接しているため、エージェントからうさんくさく思われている。また飼い猫を拾うように、身寄りのない子供を店員として拾い、働かせているため、またかよと怒られているが、本人はどこ吹く風といった態度でかわし続けている。給料はUGNからも出るから問題ないというのが口癖。

戦闘スタイルは、自身の血を媒介に童を呼び出し、敵で「遊ばせる」。「遊び疲れた」敵の生気を奪い、増殖・成長するといった様子。敵の生気を喰らった際には、あふれ出た分が妖のような外見として、西宮の頭部に現れる。本人曰く、「人を食った鬼みたいでちょうどええわ。」と自嘲気味に笑っている。

名前は、蛭子系の神社の「西宮神社」。御霊である「和魂」と「朋」の片割れから。

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