上記「狼の化け物」の正体であるレネゲイドビーイング。
かつて、芳賀隆正が指揮していた頃の民間自衛組織ティンダロスに所属し、レネゲイドの力により命を落とした者達の記憶、意志を受け継ぐ存在だと自称している。無力な者たちの力を求めた姿がこれなのだという。
UGNに発見された当初はオーヴァード全てを敵視し、無条件で襲いかかる狂犬であったが、調査に当たったエージェント達の尽力により対話まで漕ぎ着けた。これにより市民に有害、無害なオーヴァードの識別がある程度可能となった。
レネゲイドに対する知識をつけるにつれ理性的な振る舞いをするようになり、現在は記憶の中の一つである少女の姿および人格を核として安定した様子である。

「狼の化け物」の目撃は以前より減ったようだが最近は「女子高生の幽霊」が同じエリアで目撃されている。

所属に関しては無所属であり、普段は個人で自警活動をしている。
一部の信用に足るオーヴァードとは友好な関係にあり協力することもある。
UGNに協力するのは報酬目当ての面も大きい。幽霊とはいえ活動資金は必要らしい。

現在のティンダロスに対しては美奈瀬夏樹に対して不信感を抱いている。また、オーヴァードとなってしまった自分がそこに戻ることは有り得ないとのこと。

理解はしているがオーヴァードという存在そのものは未だに良く思っていない。

少女の人格がメインとなっている現在の性格は端的に言うと真面目な委員長タイプである。
曲がったことが許せない頑固な性格。
時間にも厳しい。
普段の落ち着いた状態では"時狩ミゼア"個人として年相応の振る舞いも見せる。
一人称も"私"になる。

"亡霊"として話すときの一人称は"我々"。
使命感や怒りが高まっている場合が多く軽い暴走状態ともいえる。
多数の記憶や感情が混ざり人格も不安定。

市民に危険を及ぼす存在を前にするとすぐさま戦闘状態となる。
狼のような姿のそれはキュビズム絵画のような直線で構成されており、爪や牙は青みがかった水晶のようである。

"鋭角"を通じ別次元を移動することができ、これを使って奇襲攻撃を仕掛けるのが基本の戦闘スタイル。

また能力使用時、周囲に黒い煙や水晶の破片のようなものが現れるが、これがバロールシンドロームにおける"魔眼"に相当すると考えられる。

力を求める者たちの願いの欠片が集まりティンダロスのシンボルである猟犬を模った。

「一般市民を護る、その信念が我々を生かしているのです。」

「力を求めた結果がこの姿です。皮肉なものですね。」

「私も、平和な日常というものを…いえ、なんでもありません。」

「えっと、そのスイーツ（？）は最近流行っているんですか？　…ｯ！違います。ただの市場調査です。」

一人称：私/我々
口調：丁寧語。硬い印象。
好き・得意：安全、平和、一般市民、（青春っぽいこと）
嫌い・苦手：レネゲイド関係全般、一方的な暴力、裏切り

クトゥルフ神話より"ティンダロスの猟犬"をモチーフに作りたいなぁと思っていたところ、
ダブルクロスにもあるじゃないですか"ティンダロス"。
所属させるのも考えたけど自由に動けた方が都合がいいのでこんな設定になりました。

コンセプトとしては
「前シナリオでジャーム（なりかけ）として現れ、PCに救われた（ロイス取得）元敵キャラ」です。
エフェクトの数が多いのもその名残ですね。
元は力無き一般人の幽霊ってことで能力値はあまり盛らずにエフェクトで強化するってスタンスでもあります。
ティンダロス再現しようとしたら経験点ギリギリだったのはご愛敬