自信過剰な態度や野心の強さが目立つ。
　生来の利益至上主義とノイマン由来の計算高さが相まって、ほとんど人を信用していない。
　基本的に「裏切られる」ことを頭の隅に入れて生きている。
　その一方で、かなりのさびしがり屋。無害な他人に対していい格好をしたい、人から好かれたいという気持ちがある。
　そのため、時に気前の良い振る舞いをしたり、困っている人間を無償で助けることも。
　ただし、その際に金や力で解決しようとするきらいがある。　
　体質のせいでカロリー消費の燃費が悪く、よく食べ、よく飲む(酒を)。
　三食では足りないこともあるので、常に何かしら甘い物を携帯している。

　本来の両親は事故死しており、父親の弟である養父の扶養下に入ったがほぼ放任。
　軍需企業に勤めている養父の影響で武器・兵器にはかなり詳しい。
　自身もその企業の社員として内乱が起こっていた東欧の国(クロドヴァ)を訪れた際、現地の支社がFHの研究セルと協同で兵器開発をしていることを知ってしまい隠蔽のために他の社員ともども殺されかける。
　その際にスカウトされてオーヴァードとして覚醒。以降、FHと関わりを持つように。

　　元々勤めていた軍需企業とは全くの無関係という体になっているが、内情としては非合法の子会社という位置付け。表立って武器を取引できない国・地域での窓口のようなもの。主にFHの技術を組み込んだ武器の試験運用としてラウレスアレアの住人に武器を流している。
つまり、不動産業や用心棒の真似事をしているのは副次的なもので、本業は武器屋。他のセルの構成員は現地での「不動産業」を立ち上げる中で仲間に引き入れていった面々である。表向きはただの仕入先である軍需企業との繋がりについて知っているのはレグロ本人とごく少数の彼の周囲の人間だけ。
実際の取引では、菓子類の名前を隠語としてそれぞれの武器にあてて使われている。　
　

　①養父
　　父親の弟。家族愛のようなものはお互いにはないが、ビジネスマンとして一定の評価はしている。
　　商品についてや交渉術などは参考にしている部分がある。

　②"バックルーム"
　　側近の一人で元PMC。非オーヴァード。クロドヴァの内乱の時に知り合って意気投合した。
　　B(ビィ)と読んでいる。
　　いつも傍に置いているわけではなく、ラウレスアレア以外を飛び回って連絡役や監査をしている時間も多い。
　　腕は信用しているし気心は知れているが、優秀であるがゆえに「絶対に裏切らない」とは思っていない。
　　
　③マリア(シナリオロイス)
　　バーで歌う彼女を見て一目で恋に落ちた。
　　それまで経験してきた女性関係とは違い、なんか知らんがうまく立ち回れない。
　　正直そんな自分に戸惑っている。お前の全財産とマリアどちらか選べと言われたらマリアを選べる。
　　……と思っている。
　　割と直球で愛を叫んでは困らせたり軽くあしらわれたりしている。　　

　首にAIDAのチップを埋め込んでおり、戦闘IQを底上げしている。
　完全に武器頼み。5つ以上の武器を服のあちこちに忍ばせており、それらを駆使して戦う。
　使用する武器にあまりこだわりはなく、取り回しがしやすいものであったり、試作品であったりとその時々によって携行している武器が違う。