容姿・経歴・その他メモ

「お客さん、どちらまで？」
「そっちの客かぁ。だったら払いは｜日本支部長《ユーゴさん》のツケでいいよ」

　HBタクシーに勤める勤続9年の運転手。
　土地柄子供を乗せることが多いので禁煙9年目。

　学生時代、あるOV事件に巻き込まれ一度命を落とす。遺産に適合したことで覚醒し死を免れたものの、後遺症か未だOVとしては平均以下の体力。
　巻き込まれた事件の解決を図る中で、なし崩し的にUGNとの協力関係を築くこととなる。その折に霧谷とも顔を合わせ、以来霧谷が日本支部長となってからも気安く「ユーゴさん」呼びを続ける。
　リヴァイアサンの名を後ろ盾とした情報網は広く、およそ調べられないことはないという。
　｜学生《チルドレン》が連れ立って利用してもさほど不自然でなく、防諜が容易である簡易的な移動拠点としてタクシー業を営んでいる。


　本人に起因する能力は『トルク操作』+『身体制御』。
　因子を付与した物体に、自身の操作で回転する力を加速として与える……という、やや限定的な能力。
　UGNから出向している車両型RB「モヴィ」の力を借り、モヴィが取る姿に応じてモーターやホイール・プロペラを能力発動の起点とし、宙に浮かせた刃を加速させる攻撃方法を取る。
　本来なら三次元軌道で念動する物体を複数操作するともなれば単調な加速や直線が増えがちだが、超人的な身体制御能力によるハンドル・ペダル捌きで回転運動の挙動を切り替え、回避困難な軌道を実現する。

　適合した遺産は投射した物体に電磁力を付与するもので、当人の能力との相性もよく対多数の戦闘で多用される。

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