容姿・経歴・その他メモ

履歴

16歳男性、名前は黒崎憐。一般的な家庭に生まれたが、生まれつきオーヴァードであり、その不気味さから家族には疎まれていた。そんなところに、噂を聞きつけたFHの関係者が引き取るという話を持ち掛け、両親が快諾した事で、FHへと引き取られた。
そこではFHチルドレンになる為の訓練が日常的に行われており、過酷な環境だった。
そんな中でも、苦楽を共にする者達とは仲間意識のようなものが芽生えていた。過酷な環境でも、分かち合うならば耐えられる。
そう思っていた矢先、彼らを被検体として、ある実験が始まった。それは、被検体達を殺し合わせ、勝ち残った一人に倒したオーヴァード達のレネゲイドを集束させるというものだった。
そんな中で、彼は"欲望"を胸に、仲間だと思っていた者達を倒し続け、最後には、一人、勝ち残る事になった。
しかし、その中で、彼の中にはもう一つの思いが生まれていた。こんなところには、いられないという事である。
実験が終わった瞬間、そこに生じた虚をつき、彼は施設から逃げおおせた。
そんな彼を迎え入れたのは、UGNだった。UGNでは、それまでの地獄のような日々はなく、ただ、緩やかな時間が流れていった。
しかし、彼に自由は無かった。彼が元FHであり、圧倒的な戦闘能力を持っていたからである。
しばしの休暇を受け入れていた彼だったが、このままでは自分の願いが叶う事は無いという事に気が付くと、すぐにUGNを飛び出して行った。
そうして行き着いた先は、結局のところ、FHだったのである。

彼の"欲望”は諸国漫遊。世界を渡り歩き、その全てを味わい尽くす事。只いたずらに戦いをさせられていた彼にとっては、見果てぬほどの夢である。彼はまず、その足掛かりとして、自らの知る限り、かつての仲間たちの故郷へ行く事を目標としている。それは、かつての仲間たちの夢でもあったのかもしれない。

性格は素朴な青少年といった風だが、肝が据わっており、大抵の事では動じない。人に対して一線を引く事もあるが、一度関わると決めた相手には、とことんまで踏み込まなければ気が済まない質である。これは、元来の性質ではないが、かつての仲間に影響された部分もあるらしい。

能力は、炎を操る能力と、炎を操り、それによって剣を作り出すというものである。単純な能力だが、彼のそれは高密度での操作が可能であり、そこから繰り出される破壊力は想像もつかない程だが、実際に見た者はほぼ死んでいる。

好きな事は食べる事、苦手な事はじっとしている事。

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