容姿・経歴・その他メモ

▼某UGN支部隊員の記録
私は、異国のタイガに現れたジャームの報告を受け、制圧へ向かった。
しかしそこにジャームの姿はなく、ただレネゲイドの気配だけが残るのみ。
痕跡を辿れば、近隣の村にたどり着いた。
そこではモスクワから訪れた学生グループと出会う。
彼らは一般人のようだが、仲間の一人が郊外へ散策に出たところ気を失って帰ってきたそうだ。
そして、それを連れ帰ってきた女性がいたとも。
私がレネゲイドの気配を感じた地点の付近からだ。それは、ワーディングだったのではないのか？
胸騒ぎがして、彼を介抱しているという女性に会わせてもらった。

彼女はリリヤと名乗った。
両親はおらず、村でかつて保護されたのだという。
郊外で害獣駆除をした後、倒れていた学生を助けて戻ってきたのだと。

リリヤは「語り部」だと言う。この地には、かつての戦争に駆り出された女性兵士達がいた。
しかし違う、彼女は[この先は重要機密として閲覧制限がかけられている]。

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かつて戦争に赴いた女性兵士たちが、伝説として語られる。
とある村に現れた美しいスラヴ系の少女は、語るべき伝承のみをその身に宿し、呼ばれる名前を持ち得なかった。
ただ、災禍の事実が帰納し得る史実と、思念と、遺志だけが彼女の全てだった。
戦いに適した少女の姿を得た”それ”は、兵士によって命を奪われた娘がいたと言う一人の女性に拾われ、「リリヤ」と名乗ることになる。

母の死後、偶然村を訪れたUGN職員に説明を受け、一度日本へと渡ることになる。
レネゲイドについて、己という存在について、不思議とすんなり受け入れることができた。
自身が人間ではないことなど、とうの昔に気づいていたからかもしれない。

そして、己のいるべき場所が、平和な農村では無いということも。

現在は日本のUGN支部にて、UGNとして活動するための訓練を経て、チルドレンとして登録されている。

性格は冷静で表情に乏しいが、非戦闘員や仲間への態度は時折柔らかく、愛情深い。
しかし自身の所属する支部の支部長に対しては、複雑な感情を抱いている。

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