容姿・経歴・その他メモ

昼休み、予鈴を聴きながら下駄箱を背にして別校舎を出てすぐ。

頭に、鈍痛が走った。
身体に力が入らなくなって、たまらず崩れ落ちる。目の前にいるのは、同じ制服を着た少女。

彼女と、その周囲。そして自分の周囲が紅色に染まっていく。これが血だと気づくのに、幾ばくかの時間がかかった。
身体は言うことを聞かず。周囲が、視界が、自身の血で紅く染まっていくのを見ていくしかできない。

おかしいな。こんな、大変な状況なのに。
……無性に、喉が渇く。


◆ライフパス
5人きょうだいの長男。一番上として忙しい両親の代わりに弟妹の面倒を見ている。騒がしいが平凡な家庭。
裕福なわけではないので、新聞配達のバイトをしてお小遣い及び生活費の足しにしている。
バイトがあるので、部活はしていない。


◆コードネーム
「血を操る力。獣の身体。こんなものはいらなかった」
だから、それらを殺せる名前を付けた。

銀の弾丸(シルバーバレット)
吸血鬼(ブラム＝ストーカー)や狼男(キュマイラ)への特攻武器である。


◆思い出の一品
幼馴染に選んでもらった十字架のシルバーアクセサリー。
ずっと肌身離さず付けていたが、オーヴァード化してからはつけていない。
いつも付けていたので理由を聞かれる為、対外的には無くしたことにしている。

外した理由は、拒絶反応のように触れた部分が火傷のようになるから。それからは身につけるのではなく、こっそりとポケットにしまうようにしている。


◆現状
オーヴァードとして覚醒してから、犬歯が伸び、たまに吸血衝動に襲われる事がある。
その歯を隠すため、無意識のうちに笑うことが減った。
吸血衝動、及びこの異形の力を嫌っている。

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