容姿・経歴・その他メモ

〇過去

反社会的立場の組織に属する望月家の分家に生まれる
生まれながらに才能を持ち、その片鱗を見せていたが、ゆえに本家から疎まれる
課される任務は常に危険が伴い、必ず戦いがその場に待っていた
だが、彼女は戦場から帰還し続けた
その戦闘力や経験から生まれる戦術から、一時は帝国陸軍から重要危険人物のリストに載っていたこともある
しかし、彼女は本来、ただ海に漂ってのんびり空を眺めているのが性に合っていた

幾度かの戦いで敵対した遺産調査員「池田 丘」が、不意に「今の場所は、キミにとってどんな場所だ？」と疑問を投げかけられた
…彼女が意図的に軍陣営に犠牲者を極力出さないようにしていたことがバレてしまったようだ
彼女にとって、今の場所は大切でもなく、守りたいと思える場所でもなかった
戦いの先にある一時の平穏だけが報酬のつまらない場所だった
「軍に来ないか？　君には、そちら側は似合わなない」
気が付けば、その手を取っていた
自分に似合わない場所なのは、ずっと感じていたことだったから

そうして、あれよあれよと似合わない軍服に身を包んだ自分が鏡の前に居た
ある意味で罠だったかと思いもしたが、それでも、選んだことは間違いじゃなかったと思っている
ここには、当たり前に平穏と日常があり、なにより自分にさえ称賛が与えられた
確かに、まだ戦いの中に自分は居るかもしれないが、それと引き換えに与えられる当たり前がなによりも愛おしく思えた
そう思えば、ここの人たちを守る方が、自分に合っている

〇現在

性格はクールなようで、時に豪快な発言をするところがある
が、実生活ではのんびりと惰眠を貪り、怠惰な一面がある
気を許した相手にはそういう姿を見せることもあるが、基本的には理想の上司であろうと努力はしている
池田 丘とは今も交友があるようで、また、繋がりは大事と考え、幅広い人物に顔がきけるようにしている

過去の影響か、部下には厳しくできず、よっぽどのことがあっても、説教ができない
ただ、帰ってきてくれたことがうれしいのだという気持ちが先行してしまうせいなのだが、軍人としては良くないと思っている
いつの間にか自分にも帰るべき家が出来てしまったこともあり、やはり戦場から帰すのが上官の務めだと思ってしまう
いつか帰ることができない日が来ると考えており、自宅の机の中には常に遺書が入っている

現在の苗字は嫁入り後の苗字で、旧姓は「十六夜」
今はこの名前で呼ばれることも少なくなったこともあり、この名で呼ぶ相手は基本的に敵として扱っている
陸軍所属前の組織とは完全に道を分かっているため、その命を狙われることもある
もっとも、本人の戦力もあってあえて護衛をつけておらず、もし狙ってくるのであればその相手を自らの手で捕縛すると決めている

〇戦闘スタイル

集中力を高める振動を刀を通して自他に使い、支援と白兵戦を得意とする
白兵戦では、流れる流水のように緩急をつけた剣術を、かまいたちのように飛ばす、不可視の剣術として扱っている
なお、この剣術は自分の代で終わらせると語っている
そのため、時折行う剣術の指南の際も、自らの剣を教えるのではなく、相手の長所を伸ばすよう指導している

自らの刀はリュウグウノツカイという名を持っている遺産の刀で、これに習って二つ名を名乗っている
これには「食えない奴」という意味もある
その愛刀は整備が難しく、また、美汐が呼び起こさなければ使用できず、我儘な相棒と呼んでいる
そういう意味ではめったに見られないリュウグウノツカイでもあるなと笑っている
この刀とは戦う日々では常にともにあり、この刀は常に担い手を欲している
自らの剣術はともかく、この刀の意志から、いずれ誰かに継承しなくてはならないことを悩んでいる

〇チラシ裏

家族について

夫は金築 幸伸、息子は金築 伸弥
息子は3歳になったところで、夫は会社員だが家事は基本的に夫が担当している
そのため、たまの休日に家族に手料理をふるまえるのが最近の楽しみとなっている
夫と出会ったのは池田 丘からの紹介で、丘と幸伸は大学の先輩後輩にあたる
そういうところがお節介なんだと思ったが、なんだかんだいい出会いを貰ったものだと感じている
もっとも、結婚式で大泣きしたのはいつまでたっても酒の肴にしてやると決めており、酒の席では定番の話題としている

池田 丘について

現在の階級は少佐の遺産調査員で、氷を扱い攻防一体の戦い方をする魔術師
美汐との幾度かの戦いからその本質を見抜いて引き抜いた
気さくな性格で、知り合いや部下にはよく話しかけている姿が多い
汐見からは上官にあたるが、公の場以外では敬語などは使っていない無礼講の仲を許されている
涙もろく、部下などに良い話があると大泣きしながら喜ぶため、泣きの丘さんと周囲に呼ばれることも

望月家について

武術を極めんとし、そのために常に世に闘争を呼ぶために活動している
そのため、反社会的な立場を取っており、さらに本家筋は排他的な面が強く、分家は本家のための犠牲になればよいとまで言われるほど
彼女はそんな本家の人間たちに匹敵するほどの才能が有ったため邪魔者扱いされ、疎まれた
その経緯から、旧姓を名乗りたがらなず、その名で呼ぶものには途端に敵意を見せる
そこでの過酷な生活も昔の話になったが、必要な時以外は語りたくないと明言している

セッション履歴