N市の支部長として働くエージェント。白い髪に紫の瞳を持つ痩身の男で、いつも飄々とした態度を崩さない、一見軽薄そうな性格をしている。シンドロームはバロール/ウロボロスであり、時計の針のような影を具現化し、遠距離攻撃を行う事が出来る。
かつてはベルムハルト家という代々優秀なオーヴァードを輩出してきた名家の嫡男として将来を期待されていたが、オーヴァードとしての力に目覚めなかった事で焦りを感じ、その結果、家の書物庫に封印されていた魔導書に手を出してしまった。その魔導書に封じられていたのは『時の悪魔』というレネゲイドビーイングであり、クラインは『寿命による死の権利』と引き換えに力を要求。契約通り力を得た彼だったが、到底扱い切れない力にレネゲイドが暴走し、さらに時の悪魔に体を乗っ取られてしまった。その後、時の悪魔はベルムハルト家を半壊させ、エージェント達数十名を死傷させた後に討伐され、クラインも事件の責任を取って処刑されそうになったが、ヨシュア・ランカスターが減刑を求めた事で罰は数年間の禁固刑と家からの勘当に変更。罪を償った後はUGNのエージェントとなり、その能力が認められた事で日本のN市支部の支部長となった。
時の悪魔との契約によって人としての寿命を失っており、寿命で死ぬ事も老いる事も無いとされている。ただ、乗っ取られていた際の後遺症で肉体年齢が三十代後半から四十代前半程度に固定されており、肉体的には中年男性そのものである。

時計のような針を具現化し、それを重力で操って戦う。それだけであれば一般のオーヴァードと変わり無いが、一日一度、時間にしてきっかり一分、数秒の時間遡行を自由に行えるようになる。これによって他のオーヴァードとは一線を画す力を発揮する事が可能である。
データ的には、C値を2まで下げて時使い+妖精の手でダイスの目を伸ばしまくる型。

時使いが使いたくて作りました。時間制限付きの最強っていいよね…。