高校入りたて、青春真っ盛りの今を時めく青年。
ある時機械型レネゲイドビーイング「エックス」と出会い、それを機に世界の裏側へやってきた。

性格

元気いっぱい、直情径行熱血バカ。ホビーアニメの主人公を地で行く性格。
平均的な高校生よりも頭は間違いなく悪いが、たまに的を射たことを言うのが実に主人公的。

裏表がなくお人好しで、困った人を見過ごせず、曲がったことを嫌う。なんと典型的か。
突如降って湧いたオーヴァードの力にもワクワクしっぱなし。楽観的なのは幸せなことだ。
たぶんいつかUGNの黒い部分に直面して曇る。そして立ち直るまでが主人公。

環境

だらしない所はしっかり叱る母、頼りになる父、親身になってくれる兄、そしてカケルの四人家族。
家族仲は非常に良好で、特に非日常に関わることなく平和に暮らしてきた。エックスの存在は隠している。

昔から仲が良い幼馴染がいる。しっかり者で気が強く、特にカケルには口うるさい。
度々いがみ合い衝突する仲ではあるものの、互いを大切に思っているのは見え見えである。
家族も幼馴染も、この戦いには巻き込みたくないと考えている。

能力

巨大なロボットを生み出し、乗り込み、操る。単純明快な能力だ。
その名もダブルクロス。カケル（×）とエックス（X）でダブルクロス（XX）…なんて考えたネーミングではなく、偶然である。
単純な能力ながら、しかし純粋な大きさと硬さの暴力は脅威であり、攻防共に隙がない。
必殺技として、結晶化させた相手を粉砕する「クリスタルゲイザー」を持つ。ヒロイックな見た目の割にえげつない。

正確にはこれらは彼の能力ではなくエックスの能力であり、彼はそれを増幅・制御する媒体にすぎない。
しかし誰でもいいわけではなく、エックスと適合できる人間でなくてはならない。そう、だから彼は主人公なのだ。

「モルフェウス・スタンバイ！」「レディ！創造変形(〈ビルドモーフィン〉)ッ！」
「アイアム！」「ウィーアー！」「「『ダブルクロス』ッッッッ！！！」」

オレの名前は晴宮カケル！ついに幕を開ける念願の高校生活、めいっぱい楽しむぞ！
…と思ったら、急に降ってきたのは小さいスマホみたいな箱。なんだこ「キミ、聞こえているか！？」
うわっ、喋った！アンタ誰！？「私は『エックス』。急ですまないが時間がない、キミの力を借りたいんだ！」

悪の組織『ファルスハーツ』から逃げてきたというエックス。超能力ってのがこの世界にはあるらしい。
そんで、エックスも何か力を持っててオレがその適合者だって、正直ちょっと信じられないけど…
ってうわわ、黒服がたくさん来た！アレ、どうすればいい！？
…お前ロボット出せんの！？すっげえ、ワクワクしてきた！

新番組「創造変形ダブルクロス」、X月X日、夜7時から放送開始！
平和な明日へ、ビルド・モーフィンッッッッ！！！

「クソっ、裏切り者(〈ダブルクロス〉)め！」
「ダブルクロス！？かっけえ呼ばれ方だな！」
「しかしだなカケル君、アレは裏切り者という意味の…」
「決めた！今日からオレ達はダブルクロスだ！行くぞ！」
「ええッ！？」

砂の結界、創造の御手、〈運転〉上げ