両親はもともと生物学の研究者。20年前の例の事件をきっかけにオーヴァードとして覚醒した。
UGNの前進であるガーディアンズの頃から、コードウェル博士のレネゲイドウイルスの研究に協力者として関わっていたらしい。by本部の古参研究者
UGNの発足直後は本部にいたが、各地を転々としていたこともあった(主に父)。現在は両親共にイギリス支部のアールラボで働いている。
　現在も家族との関係は良好。
サマンサは覚醒後にUGNチルドレンの保護施設に入る(サマンサの覚醒 参照)。施設に身を置いてからも、定期的に様子を見に来てくれていたり、家族で旅行に行ったりするなど出来る範囲で家族との時間を過ごしていたようだ。

　覚醒は17年前(UGNの発足直前)、9歳の頃
　研究で多忙だった両親との共通の会話を探し出した結果、「レネゲイドウイルス」に行き着く。サマンサはその不思議な生物に興味を惹かれ、気がついたらオーヴァードとして覚醒していた。
覚醒した際、両親は驚きはしたが彼女自身の行動に理解を示す。両親もオーヴァードとして既に覚醒はしていたが、レネゲイド能力・知識をより正しく理解し使うことが何よりも大事と考え、のちにサマンサをUGNチルドレンの施設に入れる。（全寮制の学校に入れる感覚で）

　幼少期の環境も相まってレネゲイドに対する理解力に長けており、運動能力も優れていた。そのため初期から大人たちから一目置かれていたようだ。
　遺産と契約してからさらに評価は上がっていくことになる。

　遺産の正体は「エクスカリバー」。かのアーサー王伝説に出てきたとされる、伝説の剣である。
また彼女のコードネーム「ミス・アーサー」はこの遺産に由来する。

　遺産と出会ったのは11年前、15歳の頃
　UGNがイギリスで見つけた遺産を鑑定のためにパリ支部へと護送する任務でのこと。
FHやゼノスに狙われる可能性もあり、人員が割かれることになった。そのメンバーにUGNチルドレンの身でありながら、抜擢されたのがサマンサであった。
人気の少ない夜遅くの時間に列車を動かし、遺産の近くは歴戦のUGNエージェントで守りを固め、パリの支部まで持っていくという計画だった。その中でサマンサは護送列車の周囲の警戒任務にあたることになる。

　懸念していたようにFHからの襲撃があり、現場は戦闘が繰り広げられる。しかしながら想定していたよりもFHの投入人員が多く、UGN側が劣勢に陥りかける。周囲の警戒任務にあたっていたメンバーにも 遺産の死守 の命令が下され、サマンサは仲間と共に護送列車の中へと向かう。

車内に入るとあたりは騒然としていた。ボロボロの車内、鼻につく鉄の匂い、倒れている仲間・敵など散々たるものであった。
そんな中、微かに"誰か"がサマンサを呼んでいることに気づく。同乗した仲間に聞いても、どうやらサマンサにしか聞こえないらしい。不思議な感覚を抱きながら、遺産があるとされている車両へと向かう一行。近づくにつれ、”その声"は次第とはっきり聞こえるようになっていくような、そんな気がした。


　一行が遺産が安置されている場所にたどり着いた時には、既にFHの面々がいた。車内に奇襲を仕掛け、何度目かの交戦が始まる。両者の戦力は拮抗し、膠着状態が続いたまま列車は目的地へと向かっていく。
その戦闘の最中、一瞬の隙を突かれFHの手に遺産が渡ろうとしていた。サマンサは無我夢中でその遺産に手を伸ばす。

———その時だった。

また声が聞こえた。彼女のことを呼ぶ声が。

サマンサはその声に応える。必死だった。
任務を遂行したい。
足手纏いにはなりたくない。
———もっと強くなりたい！！、と。

そんなことを願っていると彼女と遺産を中心として、あたりが光に包まれる。視界が開けた先で彼らの目には遺産「聖剣の王者」を手にしたサマンサがいた。それは彼女は遺産に選ばれた者であることを意味していた。


　そこからというもの車内のFHを一掃し、何とか目的地のパリまでたどり着くことができた。
勝手に遺産を手をだし、挙げ句の果てに契約をしてはしまった彼女はお叱りを受けることを覚悟していた。しかしながら本件の事の大きさを踏まえ、その活躍を上層部は評価した。そして契約を交わした「遺産」と共に活動することを許されることとなった。

　サマンサ・リヴィングストンがエリートとそう呼ばれるようになったのは、この日を境にしてからである。

炎神の怒り＋2（10点）
煉獄魔神（15点）　新規習得

白兵+2（4点）
意志+1（2点）
調達+3（6点）
情報:UGN+3（3点）
援護の風+1（5点）
インクリボン 　新規習得

煉獄魔神+2（10点）
限界突破+2（20点）　新規習得