容姿・経歴・その他メモ

「まさしく血のにじむ努力ってやつだね！」

　錦上添花、１７歳。ＵＧＮチルドレン。
　東京近郊Ｎ市で起きたとある事件の生存者のひとりで、血の海と化した孤児院にてＵＧＮエージェントにより保護された。
　事の顛末としては、常態化した院内スタッフによる暴力から友人や己の身を守りたい一心でオーヴァードとして覚醒したようだ。
　犠牲者は多く、当人は心神喪失状態だったということもあり事件詳細は表沙汰になることはなく、同組織の保護育成プログラムによりＵＧＮチルドレンとして引き取られた。

　血を操る力と吸血衝動を制御できず、周囲の物やチルドレンに対して無意識に加害してしまっていたが、本人のたゆまぬ努力と周囲のバックアップもあり無事改善。現在は高校生として日常を過ごしながら、ＵＧＮ内での業務を献身的に務めている。
　ただ吸血衝動はコントロールしきれない事もあり、今でも血液パックは定期的に支給されているようだ。
　血を取り入れる事が自己生命の存続になるという強迫観念に苛まれて続けている。

　性格は明るく表情豊かで自由奔放、責任感にやや難点アリ。
　エフェクトで分身を作り出し出席したくない会議や乗り来でない行事に出したりする。
　誰に対しても友好的に接するし、任務であっても関係者にフランクに接する事から他者から好かれやすい。が、それ故に機密情報をぽろっと喋っちゃったり、任務における追跡対象に対して同情してしまったりと、欠点も多い。なるべく我慢している。
　自分と同じ世代のチルドレンからは前述の暴力衝動により嫌われてきっているため、何も知らない、なんなら自分より年下の後輩チルドレンが来る事をそわそわしながら待っている。年上マウントを取りたい、パシらせたい、可愛がりたい、といった様々な不純な動機や好奇心を満たすためである。

　あまいもの、かわいいもの、昼寝、リーグ・オブ・レジェンドが好き。

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　ＵＧＮのＮ市支部、表向きは喫茶店の『牡丹』のアルバイトでもある。
　支部長もとい店長の和泉桃子とは交流が深く、金欠の時はよくご飯を作ってもらったりしている。和泉の無上厨師によるなんもありがたみもない料理に怪訝な反応を示し、なるべく手料理を求め続けているなどワガママな振舞が出来るくらいの仲。同時に和泉の剣術に師事しており、血の剣の扱いと吸血衝動のコントロールの補佐もしてもらっている。
　年上だが『桃子ちゃん』と呼んでおり、冗談めかして怒られながらも実際は姉のように慕っている。

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