発電細胞によって肉体を強化し、ハヌマーンで研ぎ澄まされた反射神経で戦う肉体派。昔は武術によって異能を制御していたという認識であった。しかし、タイムトラベルによって得たシンドロームの知識と、レネゲイドコントロールの訓練を受けてから、雷を纏った斬撃を放つことができようになった。

未知のアイテムに対する執着心の原因は、ある日来訪した宿泊客が置いていった「未来からのメッセージが届く」謎のタイプライター―命名「気まぐれな予言書」のせい。この「気まぐれな予言書」が吐き出した最初のメッセージが「キミたち親子は魔術に目覚める」であった。その数時間後に、謎の魔術を行使できるようになった。この一件以来、親子共々、ごくたまに来る(不定期)未来からのメッセージ(断片的で、意味が分からないものがほとんど)に夢中になってしまい、このアイテムの研究のために心血を注ぎだしてしまうことになった。自分たちの異能は、「気まぐれな予言書」がもたらした呪い的なものだと解釈している。表向きは使いすぎると自分の理性が失われるような異能からの解放のため、本音を言えば「気まぐれな予言書」と同じようなアイテムを見てみたいという好奇心から、様々なアイテムを集め、独自に研究している。

こんな一件があった影響か、ナチス・ドイツが行う暴虐については酷く憤慨している。自国だけで神秘のアイテムや文献を独占しているからだ。彼らが倒れてくれるのならば自身らの研究結果だって差し出すし、諜報員でもなんでも泊めてやる覚悟であった。最近は、例のタイプライターを自分たちで動かそうと、実験を繰り返している。

原因不明の時間渡航。運よく拾われ、言葉が通じる人たちに会ったものの、その周りも何とも物騒だ。とはいえ、ある程度は信用できることは間違いない。しばらくは彼のもとでお世話になろう。…能面が言った彼の能力のことが、とても気になるのだから。

家がなくなれば路頭に迷うことは確実なので、自分にできることはすべて頑張っておきましょう。能力の訓練とか、未来の知識の会得とか、現代における家事やら価値観やら技術やらの把握とか……とりあえず、家政婦として売り込もうと思います。

綾臣さん

恩人ですね。見ず知らずの女性四人を保護して、住居まで提供。それでいて、今のところ下心もないと来ましたか。善人っぽさそうなのですが、ここまでくると少々怖いですね。いえ、考えすぎなだけかもしれませんけど。

アイリスさん

シンパシーを感じますね。綾臣さんのことが気になっているようですし、少しばかりお手伝いさせていただきましょう。いえ、決して他意はありませんよ。是非とも、アイリスさんと綾臣さんに仲良くなってほしいなと思っただけです。

ソラさん

頭がよさそうですね。どこか一歩引いたところから物事を見ているように思えます。なにか知識に困ったら相談してみましょう。

東風谷さん

見た目に見合わない、落ち着いた印象を受けますね。何か困ったら相談したくなるような気持ちになってきました。…とりあえず、お風呂が好きなことは分かりました。

能面

やり方には賛同できません。そんな方法を用いらなくても…いえ、なんでもないです。

特異点

招かれた、か……

そういえば、能面の言葉を信じるのなら、私が特異点に呼ばれたのは何らかの叶いたい欲望があるからだとか何とか。しかし、叶えたい欲望は諦めたはずなんですよね。ふぅむ…私が諦めきれていないのか、はたまた気づいていない欲望があるのですかね？まぁ、なんにしても、今の欲望は"帰りたい"ことに尽きるのですがね。

綾臣さん

有為/〇特異点　善人なのは確実だと思いますよ。とはいえ…その方向がはるか先だけを見据えているのは、とても危ないことだと思うんですよね。目の前に助けたい人がいれば助ける。しかし、助けた後のことはあまり考えていませんし、助けたことに対しての責任があるとは思えないのは私だけですかね？これでは能面と大差ない…いや、その通りなのかもしれませんね

ソラさん

〇好奇心/猜疑心　意外と熱いお方だったのですね。非道なものに怒りを覚える姿を見て、少し安心しました。思い返してみれば、あまり話しかけたりしていませんでした。これを機に話しかけてみましょうか。

東風谷さん

〇信頼/隔意　今回は災難でしたね。誘拐に拷問、過去の宿敵との対峙など、色々とお疲れになったはずです。しばらくは御友人と共に養生なさってほしいです。…さて、フィッシュアンドチップスの件、どうしましょうか…

アイリスさん

〇友情/不安　やはり帰りたいですよねぇ。気持ちは痛いほどに分かります。しかし…お互い、戻る手段を選んじゃってしまってるんですよね…。いっそのこと、綾臣さんが元の場所に戻してくれたりしたら穏便に済むんでしょうけど。

能面

好奇心/〇不快感　どんどんと手口が陰湿で酷いものになり始めてきましたね、本当に"悪意"が籠っていて、人間らしいと思いますよ。だからこそ手放しで協力したいと思えませんし、敵以上の視点で見れない人物でもあります。…私に関わりがある人間ばかりが酷い目に遭うのは、偶然なのでしょうか。