容姿・経歴・その他メモ

　Tips　

輪廻の獣(アルマ・レグナム)
それは、現在世界にごく少数の個体のみが確認されている特異なオーヴァードである。
この力を宿したものは、絶大なオーヴァード能力と引き換えに、際限のない破壊衝動と凶暴性を発露させたジャームと化す。人とも獣ともつかない姿となり、無差別に破壊を振りまく、まさに最悪の存在となり果てるのだ。
しかも、死ぬとその場に自らの分身を残し、また別の人間に取り付いて新たな獣(アルマ)とする、極めて厄介な特性を持つ。

矢野俊策/F.E.A.R.『リンケージマインド』より抜粋

　Prologue　

世界には、もう一つの大陸があった。
どんなに分厚い歴史の教科書を漁ろうと、その事実を確認することはできない。
なぜならそれは、オーヴァードにより隠匿された、人の世の理を滅ぼしかねない闇の一部だからだ。

極光大戦(アルバクロス)。

UGNでもほんのひとつまみしか知らないであろう最高機密。
そんな失われた歴史の産物がクロノスであった。
世界を滅ぼしかけた白き悪魔の15柱の内の1柱。

ウロボロスに飲まれたクロノスを、この世界のヒーロー(オーヴァード)達が死力を尽くして撃滅し、それに留まらずこちら(人間)側へと引き上げてくれた。
大戦時の記憶はほとんど失っているが、受けた恩義を返すべく、世界の全てに贖罪をすべく、クロノスは彼らに助力する事を誓った。
それから幾年が経ち、UGNが生まれ、調和が生まれ、世界が安定し、そして現代。

爾爾木高校図書室でお茶をすすり、ぽたぽた焼きをかじる。
今日も爾爾木市は平和だ。



　紹介文　

UGN爾爾木支部支部長。
バロール、ウロボロス、エグザイルのトライブリード。
そのほかにもいろいろぐちゃぐちゃなものが自らの奥底に感じるが、そちらに浸ろうとすると暴走しかねないので気にしない。
UGNからも口酸っぱく言われているし、自分もそれは自覚しているので力を抑えるための器具も四六時中つけっぱなしにしている。
この己の不安定な感じは、一度輪廻の獣(アルマ・レグナム)として暴走した時からずっと続いており、それ以前の記憶は全くない。
暴走したという記憶も曖昧だが、額から突き出た悍ましくも白く美しい一本の角が、それが事実なのだと物語る。
肌も髪も、瞳すら色素は抜け落ち、肉体は成長を止めており見た目は実年齢よりもはるかに幼い。
そのあたりはどうとでもなるが、角だけは言い訳が付くわけもなく、どうしてもしまえないし、どんな能力を使ってもへし折ることができなかった。
その為普段は仕方なく、自らの影から精製した義体に潜り込み生活している。



　戦闘スタイル　

専守防衛。
自分に渦巻くレネゲイドを喰らう影の力を実体化させ、レネゲイドを消滅させる力を帯びた触手を作り出す。それらは自らの肉体の一部とし、自在に動かしあらゆる攻撃に対応する。
力を使うときには自身のレネゲイドを自ら暴走させる。
Dロイス輪廻の獣(アルマ・レグナム)の効果で暴走状態になると、解除されるまで白い仮面をつけた二足歩行の獣の如き異形の姿に変貌する。しかしクロノスはこの状態でもジャーム化しない限りは理性を失うことはない。
本当の意味での暴走を知るクロノスにとってはこの状態は何でもない事だが、周りは慣れるまでは味方でさえ畏怖する容貌になる。

レネゲイドがいくら暴走しようと、自身が暴走しなければジャーム化することはない。自身の暴走を抑える器具をつけ、レネゲイドの力にかなり制限をつけてはいるが、ひとたび攻撃に転じてしまえば自分がどうなってしまうかわからないという恐怖から、力を攻撃へとシフトさせることはできない。

する時が来るとすれば、それは本当の意味で理性を失った、輪廻の獣(バケモノ)としてになるだろう。

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