容姿・経歴・その他メモ

　普段は洞口探偵事務所の飼い猫として生活している。人の姿をとると黒髪に金色の瞳をした小柄な少年だが、猫でいる方が楽らしく任務以外で人でいることはあまりない。洞口芽衣子は飼い主であり上司であり、母のようでもある存在。だらしない彼女に小言を零す黒猫の姿は、探偵事務所をよく訪れるオーヴァードにとっては見慣れた光景だ。
　彼はずっと、猫として生活していた。いや、自分は猫だと信じて疑わなかった。ある日、彼と仲間たちの前に、一人の男が現れた。その男は覚醒したてのオーヴァードで、力を何かで試したくて仕方がなかった。だから、彼と仲間たちにその力を振るった。無残に切り裂かれていく仲間たちを目にして、彼は気がついたら角の生えた真っ黒な馬へと姿を変えていた。自分が猫ではない、別のなにかだと認識した瞬間だった。その後騒ぎを聞きつけて駆けつけ、場を収めたのが洞口芽衣子だった。
　UGNに保護されることとなった彼を引き取り、吹羽という名前と住む場所を与えてくれたのが芽衣子だ。彼女が吹羽に人としての仕草や言葉を根気強く教えたおかげで、人とのコミュニケーションも問題なく行える程度にはなった。ただ、人間として過ごした時間はまだ短いため、見た目よりも精神的に幼い印象を受ける。

※名前は米津さんの「ホラ吹き猫野郎」より。「洞(ホラ)」「吹」と、「猫野郎」なんで猫になれる男子にしました。

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