“Juggernaut”玉響 ひかり
プレイヤー:とーど一
「皆の笑顔を守るため、がんばりますっ!」
- 年齢
- 16
- 性別
- 女
- 星座
- 獅子座
- 身長
- 169
- 体重
- 53
- 血液型
- B型
- ワークス
- FHレネゲイドビーイングC
- カヴァー
- アイドル
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- バロール
- サラマンダー
- HP最大値
- +21=51
- 常備化ポイント
- 4
- 財産ポイント
- 1
- 行動値
- 6
- 戦闘移動
- 11
- 全力移動
- 22
経験点
- 消費
- +258
- 未使用
- 41
ライフパス
出自 | えへへへ……ちょっと力が強くてモノを壊し過ぎちゃうので、攻撃は封印してます! | |
---|---|---|
破壊者 | ||
経験 | 元の世界では本当に、たくさんのことがありました。本当に、たくさんのことが…… | |
力の暴走 | ||
欲望 | 両親に再会するために、頑張りますっ! | |
愛情 | ||
覚醒 | 侵蝕値 | ジェットとは友だちです! |
感染 | 14 | |
衝動 | 侵蝕値 | 私が、サイキョーです!! |
解放 | 18 | |
その他の修正 | 9 | グラビティテリトリー+4、ヒューマンズネイバー+5。 |
侵蝕率基本値 | 41 |
能力値
肉体 | 3 | 感覚 | 1 | 精神 | 4 | 社会 | 2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シンドローム | 0+2 | シンドローム | 1+0 | シンドローム | 2+1 | シンドローム | 1+1 |
ワークス | ワークス | ワークス | 1 | ワークス | |||
成長 | 1 | 成長 | 成長 | 成長 | |||
その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
白兵 | 射撃 | RC | 1 | 交渉 | 1 | ||
回避 | 知覚 | 1 | 意志 | 4 | 調達 | ||
芸術:歌唱 | 1 | 情報:FH | 1 |
ロイス
関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Dロイス | 不死者 | ― | LM88.バックトラック時に侵蝕率119%以下でもジャーム化しない。経験点は100%を超えたものとして算出すること。タイタス昇華は「デバフを消す」「戦闘不能から復活」の2種しか使えない。FH専用アイテムを常備化できる。 | ||||
固定 | 星城詩葉 | 信頼 | / | 恥辱 | いつも美味しいお菓子をくれる、良い先輩です!! | ||
固定 | 綺羅月希美 | 感服 | / | 恐怖 | グループのリーダーです! 頼りになる先輩です! | ||
シナリオロイス | ナイチンゲール | 尊敬 | / | 食傷 | 皆を治してくれるヒーローです! 尊敬できます! | ||
ミティス・シュトラール | 信頼 | / | 不安 | 戦闘では頼りになるけど危なっかしいです!! | |||
謎の少女(えくすへろいす) | 感服 | / | 不信感 | ダークナイト打倒お疲れ様でした! | |||
― |
エフェクト
種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
ヒューマンズネイバー | 1 | 常時 | 自動成功 | 自身 | |||||
EA134.衝動判定のダイス+LV個。侵蝕率基本値+5。このエフェクトは侵蝕率でレベルアップしない。 | |||||||||
オリジン:ミネラル | 1 | マイナーアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 2 | RB | ||
EA135.鉱物っぽいものであることを現す。そのシーンの間、あなたの装甲値を+〔LV×2〕する。 | |||||||||
グラビティテリトリー | 3 | 常時 | 自動成功 | 自身 | |||||
HR77.最大HPを+〔LV×7〕する。このエフェクトは侵蝕率でレベルアップせず、侵蝕率基本値+4する。 | |||||||||
グラビティルート | 1 | オートアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 4 | |||
EA30.移動させられるときに使用する。移動を打ち消してバッドステータスの硬直を受ける。 | |||||||||
セットバック | 2 | オートアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 2 | |||
EA32.重圧を受けていても使用可能。あなたがバッドステータスを受けた直後に使用する。あなたが受けている暴走以外のバッドステータスをLV個回復する。どのバッドステータスを回復するかは、あなたが決定する。このエフェクトは1ラウンドに1回まで使用できる。 | |||||||||
時の棺 | 1 | オートアクション | 自動成功 | 単体 | 視界 | 10 | 100% | ||
EA33.対象の判定を自動失敗。1シナリオ1回 | |||||||||
エネルギーシールド | 1 | オートアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 5 | 100% | ||
EA109.ガードの直前に使用することで「ガード不可」「リアクション不可」効果の攻撃に対していもガードできるようになる。1シナリオ1回。 | |||||||||
炎陣 | 1 | オートアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 2 | |||
EA105.ダメージロールの直前に使用。カバーリングを行う。これによって行動済みにならず、行動済みでも使用できる。1メインプロセスに1回まで使用できる。 | |||||||||
孤独の魔眼 | 3 | オートアクション | 自動成功 | 効果参照 | 視界 | 4 | |||
EA30.あなたを対象に含む「対象:範囲」または「対象:範囲(選択)」の攻撃の判定が行われる直前に使用する。その攻撃の対象を「対象:単体」とし、あなたひとりに変更する。その攻撃であなたはカバーリングの対象にならない。このエフェクトは1シナリオにLV回まで使用できる。 | |||||||||
氷盾 | 4 | オートアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | |||
EA107.あなたがガードを行う際に宣言する。このガードの間、あなたのガード値を+〔LV×5〕する。本来の最大LVは3だがデモンズシードで4に上昇、侵蝕値が2から3に上昇。 | |||||||||
グラビティガード | 3 | オートアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | |||
EA30.あなたがガードを行う際に宣言する。このガードの間、あなたのガード値を+(LV)Dする。 | |||||||||
フェニックスの翼 | 3 | クリンナッププロセス | 自動成功 | 自身 | 至近 | 4 | |||
EA108.あなたのHPを[LV×5]点回復する。戦闘中でない場合、このエフェクトは1シーンに1回まで使用できる。 | |||||||||
氷雪の守護 | 3 | オートアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | |||
EA108.HPダメージを(LV+1)D点軽減する。1ラウンド1回。 | |||||||||
ダイヤモンドダスト | 1 | オートアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | リミット | ||
HR83.前提《氷雪の守護》。ダメージをさらに-3D点軽減する。 | |||||||||
吹雪の守護 | 1 | オートアクション | 自動成功 | 範囲(選択) | 至近 | 2 | 80% | ||
EA109.氷雪の守護を範囲(選択)にする。 | |||||||||
ディメンジョンゲート | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 3 | ||||
EA35.いわゆるどこでもドア。戦闘中とかは使えない。 | |||||||||
テーマナンバー | 1 | 常時 | 自動成功 | 自身 | 至近 | ||||
RW45.どこからともなく専用BGMが流れるようになる。TVジャックだったり、突然生バンドが現れたりする。 | |||||||||
偏差把握 | 1 | メジャーアクション | 自動成功 | シーン(選択) | 視界 | ||||
EA35.いわゆるハンターハンターの「円」。重力の偏差を把握することで周囲の物体の位置や移動する方向を知覚する。もしこの能力で隠れているものを見つける場合は〈意思〉判定を行う。 |
コンボ
否定の力
- 組み合わせ
- 時の棺:100%制限。1シナリオ1回。対象の判定自動失敗。
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 10
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
────
「私の運命は、私が決めますっ!」
────
強いアイドル力で相手を圧倒する。気圧されて相手は攻撃を失敗してしまう。
意志の力
- 組み合わせ
- エネルギーシールド:ガードの直前に使用することで「ガード不可」「リアクション不可」効果の攻撃に対していもガードできるようになる。1シナリオ1回。
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 5
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
────
「それは、通しませんっ!」
────
アイドル力を高めてどんな攻撃でも防ぐ。
不屈の力
- 組み合わせ
- フェニックスの翼:15点回復。100%以上なら20点回復。
- タイミング
- クリンナッププロセス
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 4
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
────
「まだまだ、倒れるわけにはいきませんっ!」
────
アイドルは不滅なので何度でも立ち上がる。ステージとファンがそこにある限りアイドルは永遠だ。
守護の力Ⅰ
- 組み合わせ
- 炎陣+氷盾:カバーリングしてガード。ガード値37。100%以上ならガード値42。
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 5
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
────
「これくらい、へっちゃらですっ!」
────
アイドル力を高めて攻撃を防ぐ。
守護の力Ⅱ
- 組み合わせ
- 炎陣+氷盾+グラビティガード:カバーリングしてガード。ガード値37+3d10。100%以上ならガード値42+4d10.
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 8
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
────
「これくらい、なんともありませんっ!」
────
アイドル力をすごく高めて攻撃を防ぐ。
アイドルの力
- 組み合わせ
- 孤独の魔眼:あなたを対象に含む「対象:範囲」または「対象:範囲(選択)」の攻撃の判定が行われる直前に使用する。その攻撃の対象を「対象:単体」とし、あなたひとりに変更する。その攻撃であなたはカバーリングの対象にならない。このエフェクトは1シナリオにLV回まで使用できる。
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 効果参照
- 射程
- 侵蝕値
- 4
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
────
「私が、ここにいますっ!」
────
アイドルなので注目を集める。攻撃を自分に集中させることができる。
笑顔の力
- 組み合わせ
- セットバック:重圧を受けていても使用可能。あなたがバッドステータスを受けた直後に使用する。あなたが受けている暴走以外のバッドステータスをLV個回復する。どのバッドステータスを回復するかは、あなたが決定する。このエフェクトは1ラウンドに1回まで使用できる。
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 2
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
────
「ファンの皆のためにも、街の皆のためにも! ここでくじけたりは、しませんっ!」
────
アイドルなので皆の声援や想いが力になる。ちょっとくらいの悪い効果なら無効化できる。
不倒の力
- 組み合わせ
- グラビティルート:自身の移動を打ち消す。硬直を受ける
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 4
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
────
「これくらいの攻撃じゃ、揺るぎませんっ!」
────
アイドルなので踏ん張ると攻撃をしっかり受け止めることができる。
氷河の力
- 組み合わせ
- 氷雪の守護+ダイヤモンドダスト:ダメージを(4+LV)D点軽減。1ラウンド1回
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 6
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
────
「ここが! 私の! ステージですっ!」
────
アイドル力の高まり。それは熱エネルギーの収束だ。彼女のアイドル力が高まるほどに周囲の気温は氷点下を通り越し、絶対零度へと至る。ダイヤモンドダスト現象を引き起こして攻撃を止める。
白銀世界
- 組み合わせ
- 氷雪の守護+ダイヤモンドダスト+吹雪の守護:ダメージを(4+LV)D点軽減。1ラウンド1回、80%制限
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 範囲(選択)
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 8
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
────
「息吹け風! 染まれ世界! 轟け空に! 白銀世界!!」
────
吹き荒れるアイドル力は吹雪へと転じ、世界を白銀に染め上げる。
武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヴェイパーウォール | 50 | 白兵 | 白兵 | -1 | 6 | 17 | 至近 | 上級70.蒸気でガードする、すごい強い盾。 |
防具 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 行動 | ドッジ | 装甲値 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヒーローコスチューム | 5 | 防具 | 6 | RW52.ヒーローのコスチューム。アイドルなのでカッコ可愛い系。 ヒーローズクロスを取得しているなら【社会】判定のダイスを+1個する。 この効果は戦闘中は適用されない。 | ||||
戦闘用着ぐるみ | 防具 | -1 | -1 | 12 |
一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
デモンズシード:氷盾 | 3 | その他 | HR87.3つくらい欲しいけど1つしか持てない。 選択したエフェクトの最大LV+1。侵蝕値を+1する。 氷盾を選択して最大LV3→4に上昇。 | ||
ウェポンケース | 1 | その他 | 基本180.便利なやつ。 オートアクションで武器を装備できる。 ヴェイパーウォールを選択 | ||
思い出の一品 | 2 | その他 | 基本180.元の世界から愛用している髪留め。母親からの誕生日プレゼント。 〈意思〉判定達成値+1。 | ||
└カスタマイズ:ブランケット | 1 | BC73.毛布じゃなくてもブランケット。大切なもの。 選択した一般アイテムを所持している間、<意志>判定達成値+1する。持っていないと-1される。 | |||
ヒーローズクロス | 0 | その他 | RW52.ヒーローであることを証明する、バッジみたいなもの。 バックトラックのダイスを振る前に侵蝕率を10点減少することができる。1シナリオ1回まで使用できる。 | ||
カテゴリ:ルーキー | 0 | その他 | RW53.新人ヒーローなので弱いけど、元気だけはいっぱい。 1シナリオ1回だけ、判定のダイスを+2個できる。 |
経験点計算
能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用/合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
10 | 7 | 271 | 59 | 0 | 347 | 41/388 |
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
○ショウアップヒーロー傘下組織「天に至る翼」プロダクション所属グループ「Glory trinty」記載プロフィール
名前:玉響ひかり
年齢:16歳
身長:169cm
体重:53kg
B90/W59/H89
生年月日:8月1日
星座:しし座
血液型:O型
利き手:右
趣味:スイーツ巡り、歌を歌うこと
何か一言:「何事にも全力で、取り組みますっ!」
○以下はプロフィールに記載されていないが、各種インタビューやラジオ番組などで明らかになっている情報──
三人組のアイドルヒーローグループ「Glory trinty」の一人。残りの二人は赫き傷、星城詩葉と万なる化身、綺羅月希美。
黒玉の肉体を持つ支配型レネゲイドビーイングと共生しているのが「玉響ひかり」というアイドルだ。
異界来訪者らしく、元の世界ではフリーランスのオーヴァードの一人で、蒸発した両親に会うために日々頑張っていたらしい。だが、元の世界は苦い思い出が多いようであまり話したがらず、明らかになっていない。こちらの世界に来たきっかけは「とあるオーヴァードの力の暴走に巻き込まれたから」だという話は明らかになっている。
──インタビューやラジオ番組で明らかになっている情報ここまで
※PCは特に言っていませんが、フリーランスはセルの名前です。
以下はデータ的には気にしなくて良いおまけのコーナー。
ラジオ番組「月刊ヒーロー特集・あのヒーローの舞台裏」におけるインタビューの一幕
──今月号の特集は今注目のヒーローアイドル「Glory trinty」所属の”Juggernaut”、玉響ひかりさんです。
今回は特別にショウアップヒーローのプロデューサー、ユピテルD0-5氏に協力して舞台裏を教えてもらうことができました。よろしくお願いします。
「ハァイ、よろしくね~♡」
──さて、早速ですが彼女が戦闘でよく言っている「アイドル力」というのは一体どういうものなのでしょうか? 他2人のヒーローアイドルはそうしたことを言っていないので彼女独自の単位か、何かだと思いますが。
「やぁん、せっかちな男は嫌われちゃうわよ~? でも答えちゃう! 今日はそういう場だから! ところで記者さんはバロールシンドロームだったわね? 魔眼をいくつ使えるかしら?」
──はい、たしかに私はバロールシンドロームを所有しています。お詳しいですね。
「一緒に仕事する相手のプロフィールを知っておくのは当然のことよ~!」
──ありがとうございます。私の扱える魔眼は……調子の良いときは二十、最高でも四十五といったところでしょうか。とはいえ、魔眼を扱うときはそれなりの事件に対応しているときですからね。周囲の状況を観察して、自身の身を守りながら……といった条件も考慮すると十五個の魔眼が私の平均値です。
「あら! 四十五個も使えるなんて大したものじゃな~い! 並のバロールじゃ二桁に届くかどうかといったところなのに素晴らしいわ~! フリーのヒーロー止めてウチに来ない?」
──いえ、それはまたの機会に。
「あら残念。でも、アナタでもひかりちゃんには叶わないわね」
──というと?
「彼女が使っている魔眼の数、確認したことはあるかしら?」
──テレビで見る姿では、両手に一つずつ、二つの大きな魔眼を使用されていましたね。その魔眼を上手く防御に使っています。
「ノンノン、彼女が使っている魔眼は2つじゃないわ……二百二十二個よ」
──……それは、また。随分と多いんですね。
「とは言っても、アタシが数えられたのがそこまでだった、という話よ。彼女はああ見えてかなり計算高いわ。《偏差把握》で戦場を把握して、ビー玉ほどの魔眼を二百個ほど散りばめて重力にムラをつくる。このムラに攻撃を通して攻撃の威力を極小にまで落としている、ってワケね」
──なるほど。複数の魔眼を掛け合わせて重力を乱し、攻撃を弱めていたのですね。彼女の「アイドル力」の正体はソレだと。しかし、本当に明かして良かったのですか?
「ええ、インタビューはそういう場だし、そもそもサラマンダー能力も複合させた蜃気楼で魔眼は見つけられないようになってるわ。アタシみたいに感覚に長けたヒーローでも隠された魔眼の全部を見抜くのは不可能だった」
──(その隠された魔眼を二百個も見抜いているユピテル氏も大概ですが)
「やぁん、褒めても何も出ないわよ?」
──おっと、心を読まれましたか。
「まあ、事実として彼女は人々を守るヒーローで、笑顔を守るアイドルよ。舞台裏やカラクリがどうあれ、彼女の心が気高いものであることに変わりはないわ」
──ええ、それに関しては本当に同意します。彼女たちの次のライブが楽しみです。
Glory trintyの次のライブは二週間後に迫っています。チケットの事前予約は済ませましたか? 当日券で入場するのも良いですが、やはりチケット自体は事前予約で抑えてライブ会場では物販を巡る時間を確保したいところですね。
事前予約のURLは次の通りです。×××──(インタビュアーがURLを読み上げて番組は終わる)
ラジオ番組「週刊ヒーロー特集」におけるインタビューの一幕
──それでは本日のヒーローはアイドルヒーローグループ「Glory trinty」の”Juggernaut”玉響ひかりさんです、よろしくお願いします。
「玉響ひかりです、本日はよろしくお願いしますっ!」
──はい、よろしくお願いします。玉響ひかりさんは異界からの来訪者、という話でしたね。元の世界ではどのようなことをされていたのですか。
「元の世界では『フリーランス』のオーヴァードの一人として、日々ジャーm……じゃなくて、ヴィランの事件を止めるために東奔西走していましたっ!」
──なるほど、元の世界でもヒーローとして活動されていた、と。
「はい、そんな感じですっ! 仲間の皆と色々な事件を解決しました!」
──そうなんですね。どんな事件を解決したりしたのですか。
「そうですね……両手の指では数え切れないくらい、色々な事件がありました。本当にたくさん……皆、元気かなぁ……グスッ」
(しばらく玉響ひかりの泣く声が続く)
──すいません、辛いことを聞いてしまいましたね。申し訳ありません。
「ぐすっ、いえ、私も取り乱してすいません。もう大丈夫です! アイドルですから!」
──ええ、続けましょう。玉響さんは、どうしてアイドルを志そうと思ったのですか。オーヴァード能力を活かすにしても、通常のヒーローをやる道はあったはずですが。
「はい、それは私が元の世界でアイドルに憧れていたからですっ! 元の世界ではオーヴァードは日陰者でしたので、こうしてキラキラした舞台に立てることを嬉しく思っていますっ!」
──そうなんですか。いやあ、実に素晴らしいですね。
「はいっ、ありがとうございます!」
──元気なお返事ありがとうございます。玉響さんはどのようなシンドロームを持っているのですか?
「本当はきぎょー秘密? ってやつですけど、バロールとサラマンダーのシンドロームが使えます! 防御力なら誰にも負けません!」
(ふんす、と意気込む声がマイクに被る)
──クロスブリードということですか。強力ですね。
「ありがとうございますっ! とは言っても、私自身の力じゃないんですけどね。レネゲイドビーイングの『ジェット』のおかげです。起きてるかな? おーい、ジェットー?」
(しゃらしゃらと貴金属の音)
──お休み中のようですね。
「あはははは……本当はけっこうお喋りでグルメなんです、ジェットは。意外と面白い話をしてくれるかも?」
──なるほど、次の機会を楽しみにしたいですね。それでは、今日のミュージックはGlory trintyの新曲です。歌唱は玉響ひかりさんです。どうぞ
(BGMが流れ出してマイクが切り替わる)
ライブ前、控室の一幕
「私はアイドル、私は可愛い。私はアイドル、私は歌がうまい。私はアイドル、私はダンスがうまい……」
「…………いつも思うんですけど、自己暗示、いります?」
控室。玉響ひかりは鏡に映る自分から目を離さず、ぶつぶつとひたすら呟く。
ペットボトルの水を飲みほしてゴミ箱に入れた星城詩葉は少し引いた目でひかりのことを見ていた。
「私はアイドル、皆を笑顔にできる……よしっ! はいっ、『私の立ち位置』を確かめるために、必要なことなので!」
「……はあ。まあ、ステージで問題がないなら別に良くってよ。ねぇ、希美?」
「zzz……」
「寝るなーっ!」
「むにゅ、起きてる、起きてる。あと五分だけ寝かせ、ぐぅ……」
「起きなさいーっ!」
詞葉は居眠りを再開しようとする綺羅月希美の肩を掴んでがくがくと揺する。
「にゅ、起きた、起きた。ステージには問題ない」
「本当に頼みますわよ!?」
「笑止。三秒あれば私はアイドルに『なれる』」
「……っ、最初から、そうしてくれればいいんですわ!」
眠たげな目を開けた希美の顔つきが詩葉が瞬きする間に変わっていく。纏う雰囲気が気だるげなものから、肌がひりつくような熱気へ。開かれた目は、そのまま沈み込んでいきそうな深い藍色へ。
「ん? ひかりちゃん、まだ自己暗示使ってたんだ。なるべく使わない方が良いよ、普通に精神壊れるから……ま、教えたのは私だけど」
「なんでそんなの教えたんですの!?」
いたずらをした、とばかりに舌をぺろりと出す希美に詩葉はドン引きする。
「いやあ……まあ、覚悟を見せられたから? 『手前みたいな素人は地獄トレーニングをしてようやくスタートラインだ』って言ったら本当に寝ずに一週間やってたし……」
「あぁ、あれはオーバーワークが過ぎますわね……その後の一週間寝込んでいましたけど」
駆け出しのヒーローである玉響ひかりが2人と組めたのは、ひとえにその異常なまでの熱意だ。
地獄トレーニング(※練習の密度を異常なまでに引き上げることで一日三十時間のトレーニングをアイドルに「なれるまで続ける」。なれるまで続けるので必ずアイドルになれるが、トレーニングに耐え切れず身体を壊す者や、精神に異常をきたして自殺する者が後を絶たなかったため、現在は行われていない。今では、遠回しにアイドルを辞めることを勧めるときに使われるか、新人に対するジョークとして使われる)の行程を大真面目にこなす、ひかりの狂気的な熱意に2人の方が折れてグループを組むに至ったのだった。
「私はアイドル、私はアイドル、私はアイドル……よしっ、いきましょう!」
ひかりが鏡に映る自分から目を離した。その目に夜空に浮かぶ星々のような煌めきが宿る。
「うん、良い目になってる。次からは鏡を使わずにできるようになろうね」
「………………はい、がんばりますっ!」
「無理そうですわね……」
ひかりの長い沈黙の後の元気な返事を見て詩葉はため息をついた。
「まあ、身体を壊さない範囲で頑張ってくださいな──それでは、行きましょうか」
「はいっ、頑張っていきましょー!」
「まー適度に力を抜いた方が良いよ。動きが硬くなるから」
三者はそうしてステージへの決意を新たにして楽屋を後にした。
「(まー、玉響はホントはアイドルもヒーローも興味ないみたいだけど、あれだけ熱意があるなら本物にも勝るよ……たぶん。私がそうだし)」
希美のそうした呟きは口内に留められ、誰の耳にも届くことはなかった。
元の世界の記録
FH以前の記録
自然界のとある黒玉がレネゲイドウイルスに感染し、レネゲイドビーイングとなったの偶然だった。
宝石商であるひかりの父親、玉響太陽がレネゲイドビーイングであることに気付かず、その黒玉をひかりの13歳の誕生日にプレゼントしたのもまた偶然だろう。黒玉たる「ジェット」が自身に意思を発したのはそこが初めてだった。
「わあ、喋る宝石さんだ! 珍しいね」
「私は正確には宝石ではなく、レネゲイドビーイングという存在だ。ジェットと呼んでほしい」
「わかったよ、ジェット! これからよろしくね! すごいなあ~、どうやって喋ってるんだろ?」
「あ、こら。無理やりこじ開けようとしない。中に何も入ってないから。ほら、マイナスドライバーはしまって」
ドライバーでジェットの体をかち割ろうとするとの共生を始めたのは邂逅してから僅か三十分足らずのことであった。
彼女自身は「不思議な友だちが増えた」とジェットとの邂逅を喜んでいた。
そこからジェットはひかりと行動を共にする。彼女が応援している「アイドル」なるものが何であるかは未だ理解に至らないが、「多くのニンゲンを笑顔にしているのだから、きっと素晴らしい存在なのであろう」とジェットは自身の内側に刻んだ。ただ、握手券のためにお小遣いを費やして同じCDを何枚も買うひかりのことには辟易していた。「同じ金額で美味しいものを食べた方が良いのでは……?」と何度か諫めたりしたが、そういうときに限って彼女はジェットの言葉を聞いていないフリをした。
しかし、ジェットに肉体を貸して「甘いものを食べる」ということは彼女は頓着しなかった。「『アイドル』が分からないジェットにも、『美味しい』くらいは、分かるはずだからねっ」とスイーツ巡りを繰り返した。事実、ただの鉱石であったジェットにとって食事は大きな娯楽であった。
彼女が14歳の時、転機が訪れる。きっと、その転機も偶然だったのだろう。
強盗が彼女の家に押し入り、両親を殺した。大振りのナイフで首を切られての出血死であった。両親の生暖かい血を浴びながら彼女は茫然としていた。近づいてくる強盗を前に────ジェットが彼女の肉体の主導権を奪った。
ジェットは、そこで初めてオーヴァードとしての力を振るい、非オーヴァードたる強盗をすり潰し、塵も残さぬように焼き尽くした。ジェットの振るった破壊の力は凄まじく、両親の遺体も、家も残らなかった。
両親を失って失意に暮れる彼女にジェットはレネゲイドウイルスのことを伝える。ジェット自身にも把握し切れていないことではあるが、この力の果てには死者の蘇生もあるかもしれない、と。
FH調査部レポート・1
前項の玉響ひかりのFH以前の記録には大きな疑問点が二つ、あります。
一つ目は、「FHエージェント”日食”たる玉響太陽がレネゲイドビーイングの存在に気付かずに娘にそれを手渡すことがあるか?」。
二つ目は「”日食”と”月食”玉響深月の両名をいかにしてただの強盗が倒したのか?」。
どちらの疑問も解明には時間が掛かります。玉響ひかりの居住地と思しき土地、半径十一キロメートルに渡って一切の物質が焼失しているためです。遺体はおろか、家すら残っていません。クレーターのように地面が抉られてできたこの「大穴」は情報統制によってUGN側にはまだ伝わっていませんが、それも時間の問題です。解明するよりもUGN側の調査が来る方が早いのは間違いありません。
玉響ひかりは保護、チルドレンとして育成部に預け、”日食”と”月食”の両名は行方不明として処理し、速やかに「大穴」から撤退することを推奨します。
FH調査部レポート・2
今後、玉響ひかり、もといレネゲイドビーイングのジェットは防御手として訓練させてください。玉響ひかりに攻撃的なシンドローム技能の一切を使用させてはいけません。禁止してください。
六時間前、玉響ひかりが最初に壊した訓練施設の修理の下見を行っていた営繕班からの通信が途絶しました。
偵察班を急行させたところ、現場には半径十一キロメートルの「大穴」ができていました。彼女を保護したときと同様のものです。
彼女が壊した訓練施設はまだ四つしかありませんが、速やかに全ての施設を廃棄処理し、半径十二~十五キロメートル以上離れてください。「大穴」の出現時期については現状不明です。一秒後かもしれないし、一日後かもしれない。とにかく速やかに人員および備品の移動を進めてください。
もし、玉響ひかりが攻撃手として力を振るった場合、五つ目の「大穴」ができることは想像に難くありません。決して、玉響ひかりを攻撃手として起用してはいけません。
FHでの活動について
玉響ひかりがFHに入ったのは、両親を生き返らせるためだった。レネゲイドウイルスは未知の力だ。中にはきっと、「死んだ人を生き返らせる」能力もあるはずだ。彼女はそんな薄い、淡い望みのためにFHの門を叩いた。
そうして彼女が所属したセルは「フリーランス」と呼ばれていた。彼女と同じように、鉱石のレネゲイドビーイングと共生関係を築く四人のエージェント。セルにおけるルールは一つだけ。「『人殺し』はやらない」。
ひかり自身もまた、他人を傷つける力を恐れていた。両親を殺した相手で、実際にやったのはジェットであるとはいえ、強盗を殺した感覚は彼女の中の深いところに楔として打ち込まれていた。ジェットもまた彼女の意思を汲み、能力は防御的なものしか使わないよう、気を付けた。「両親を生き返らせたとき、人殺しをした手で再会を喜べるか?」という自分自身への問いに彼女は迷いなく「否」と答える。再会は喜ばしいものでなければならない。そのために手段は選ばないが、「最後の一線」だけは超えない。それが彼女のFHにおける、胸に秘めた誓いであった。
ジャームの討伐であったり、秘密裏にFHに協力している民間人から「徴収」を行ったり、果てはUGNの施設から”遺産”を強奪したり。綺麗な物事ばかりとは言い難いが、フリーランスでの生活は彼女にとって楽しいものだった。両親を失った彼女にとって、フリーランスの面々は仲間以上に大切なものとなった。
彼女自身は認めようとしなかったが、両親の代替としてリーダー「岩融」に依存していた。岩融はそれに関してはやや辟易しながらも受け入れていた。メンバーの「グングニル」がこっそりと伝えてくれた話では、岩融もまた娘を失った父であったのだ。
岩融もまた、娘の代替として彼女に依存していた。
元の世界の最後
最悪の日は、ある任務の帰路に起こった。
UGNから強奪した”遺産”が突如として暴走。岩融を取り込んでジャーム化したのだ。
ジャーム化した岩融の振るう一撃でグングニルが戦闘不能に追い込まれた。残るメンバーの「トリシューラ」と「アラドヴァル」が決死の覚悟で殿を務めたが、それでジャーム化した岩融を抑えられたのはわずか二秒。だが、その「二秒」でジェットはひかりから肉体の主導権を奪い、反撃へと転じることができた…………もう、二秒。いや、一秒。それだけあったなら、ジェットは「破壊の力」をもう少し抑えることができただろう。
だが、全ては過去、取り返しのつかないことだ。
ジェットが一切の加減をせずに振るった「破壊の力」はジャーム化した岩融をあっさりとひき肉と変え、その力の余波は他の四人もそのひき肉にまぜこぜにした。
「破壊の力」は空間を歪ませ、砕き、大きな穴を開けた。仲間と第二の両親を失って茫然とする彼女はその穴に呑み込まれた。
FH調査部レポート・3
五つ目の「大穴」が発生しました。「フリーランス」セル構成員の生死は不明、また、彼らがUGNから回収した遺産もどうなったか不明です。
それらよりもなお悪いことに、玉響ひかりが行方不明です。能力の暴走で自爆したなら幸いですが、玉響ひかりが生存しており、どこかで力を振るって、六つ目、七つ目の「大穴」が発生したら……あまりにもぞっとしない光景です。
速やかに玉響ひかりを発見し、生存しているようなら「処理」してください。UGNの施設に「大穴」を発生させる計画がありましたが、それらも全て破棄してください。制御できない爆弾を抱える余裕はFHにありません。
この世界の話
来た直後~アイドルになるまで
この世界に来たとき、既に玉響ひかりの心は壊れていた。両親の死、フリーランスの仲間たちを惨殺した感触。あまりにも多くのものを失いすぎた。
肉体は精神に引きずられる。心のない肉体は呼吸も意識的に行わなければならないほどに衰弱していた。「このままでは彼女が衰弱死する」と結論づけたジェットは肉体の主導権を再び掌握した。
ジェットにとって、ここは未知の世界であった。オーヴァードが公然と力を振るい、そしてそれを防ぐために公然と戦う者たち。
六時間の観察と四時間の民間人……狼王ロボ……との交流を以てジェットはこの世界の文化面、「ヒーローとヴィラン」を理解した。そして、元の世界でも善人ではなかったが、FHが決して褒められた組織ではないことも理解した。ヴィランよりは、ヒーローとして活動する方が元の世界に戻る手がかりを探すうえで適していると考えた。
狼王ロボの紹介により、玉響ひかり/ジェットはヒーローとして無事に登録された。
ヒーロー活動にアイドルを紐づけたのは、アイドルというモノがまだ家族がいた頃の玉響ひかりが夢中になっていたものだからだ。
肉体は精神に引きずられる。玉響ひかりの身体にアイドルとしての楽しい思い出やヒーローとしての輝かしい光景を蓄積し、それが玉響ひかりの心の再起する切っ掛けになれば良い。ジェットはそう考えた。
元の世界に戻る手がかりを見つけるのに個人では限界があるため、組織に属してバックアップを受けられるというのもまた好都合だった。
ジェットにとって真に救うべき人は玉響ひかりただ一人であり、それ以外は全ておまけだ。彼女の心が再起するまでのピースの一つに過ぎない。ヒーローになったのは「ヴィランよりは活動しやすいから」という、それだけの理由だ。
仮に、ジェットが最初に出会ったのが狼王ロボではなく、ヴィランの誰かであったならば……間違いなく、最悪のヴィランが誕生していただろう。
ジェットがFHにて修めた「嘘をつかない」話術は高い完成度を誇っており、玉響ひかりの心が壊れていることに気付いているのは同じように「嘘をつかない」話術をアイドルとして極めた綺羅月希美だけだ。その彼女とて、「本質的なところでは、アイドルやヒーローのことをどうでも良いと思っている……私と同様に」という同族意識から心がないことを見抜いているだけで、ジェットが主人格であることには気付いていない。綺羅月希美にとって「きちんと仕事ができるなら、心の有無なんてどうでも良い」からだ。
綺羅月希美が誰にも話すことのない以上、玉響ひかりの心が壊れていることに気付く人物はまずいないであろう。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
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フルスクラッチ作成 | 150 | ||||
1 | 2021/10/05 | RWキャンペーン1話 | 34 | 時雨 | ミゼン宵月イェーレミーとーど一Flugel |
2 | 2021/10/19 | RWキャンペーン2話 | 33 | 同上 | 同上 |
3 | 2021/10/31 | RWキャンペーン最終話 | 41 | 同上 | 同上 |