UGNの改革派の一員。UGN古くからのメンバーであり、多くの重鎮と面識がある。当時から姿が変わらないことや相手の自由を奪う戦闘スタイルから”亡霊”と呼ばれている。

経歴の多くを語らず謎に包まれているが、コードウェルによってその力を見出され、彼の片腕として活動していた。11年前の事故後は改革派として彼の遺志を継いでいた。
しかし、コードウェルがFHの指導者として再び現れたことによりUGN本部は彼女を危険視。地方のI市での支部長に左遷させられることとなった。

魔眼で見た対象の自由を奪う。自分から攻撃せず誰かにやらせ自分は後ろでふんぞり返っている。

結香一夜

賢者の石(レネゲイドクリスタル)を持つ少女。
こいつの監視として私をI支部に寄こしたのだろう。切り札(ジョーカー)でもあり、外れくじ(ババ)でもあるわけだ。忌々しい。

糺立

私を子供扱いする変態。
お嬢様にお熱だから周囲が見えていないのだろう。これだから夢想家(ヒッピー)は困る

丹城木綾

監視役。
言動も行動も読めないがあのカリスマ性は厄介だ。ただの七光りだったらよかったのだが。

聖夜イヴ

一度共に戦ったレネゲイドビーイング。
伊勢の蟹事件で共闘したことがある。ネットアイドルだか何だかは知らないが敵でないのなら安心できるというものだ。

東欧の小さな街にて一般人の夫婦の元に一人娘として生まれる。
教会に勤める父は教えや礼節に厳しかったがそれ以上に優しく、母は誰よりも娘の事を愛していた。
裕福な家ではなかったが、両親の愛を一身に健やかに美しく育っていった。

学校に通えるくらいの年齢になった時に少女は自身の力を自覚することになる。学校からの帰り道、少女は1人で家に向かって歩いていた。母に買ってもらった帽子を被りながら、明日は友達と何で遊ぼうかと考えていた時のことだった。
ふと強い風が吹き帽子が飛ばされる。少女は飛んでいく帽子を見て”これ以上飛ばないで”と思いながら追いかけようとした。その瞬間帽子は空中で停止、少女は帽子を手に取ると同時に”物体を止める力”を偶然自覚することになった。

学校も親も教えてくれなかった”謎の力”に少女は困惑した。少女は魔法のようだと思いながらも父から聞いた魔女狩りの話を思い出し、この力を隠さないといけないと考えた。「これがバレればお話で聞いた魔女の様になってしまう」「もう使わないと神様に約束すればきっと、きっと大丈夫」信心深かった少女はその身を襲う衝動を”神が与えた試練”と解釈し、力の事を忘れて生きようとした。

しかし、10歳のクリスマスの夜に彼女の人生を大きく変える事件が起きる……。

まとめ
一般の家庭に生まれる。両親の愛を受けてすくすく成長する。
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偶然バロールの能力に目覚める。魔女のような力で両親に嫌われるのを恐れ、隠しながら生きるようになる。
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10歳のクリスマスの夜、衝動に呑まれ暴走、両親を殺害。（恐怖の表情を向ける両親の顔や愛する2人を殺めたことのトラウマで少女の体は成長を止めてしまう。）
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罪の意識から命を絶とうとする少女の前にコードウェルが現れ、立ち上がったばかりのUGNへと誘う。少女は自身が犯した罪の贖罪として彼に忠誠を誓う。

行動原理
ラケルは親殺しの罪悪感に縛られているキャラクターである。
自身のことを「罰せられるべき者」「罪人」であると認識しており、少女の姿のままなのは「罪人である自分には明日を迎える資格はない」という深層心理が働いて成長を止めているからである。
罪悪感にさいなまれる彼女にとってコードウェルは救いの光である。
彼と共に世界を変えることが贖罪になると信じている。または、彼だけが自分に正しい裁きを下すことができると考えているのかもしれない。
コードウェルの司令に絶対服従。彼以外の全ては二の次で行動する。