容姿・経歴・その他メモ

性格

天真爛漫で感情は表に出すタイプ。素直で一途。

好き

兎束榛・貝木泥舟・中山栞璃・風雲児勝子・アシュレイ・星崎満・早乙女陽菜・三島茉莉・白米と味噌汁と生姜焼き

嫌い

好きな人達を脅かす全て

得意

すべて

苦手

なし

その他

設定

彼女の事を話す前に中山家について話す必要があるため、ここに記す。

中山家は昔より「レネゲイドウイルスの根源」(以後アルケーと呼称)とも言える非常に凶悪なレネゲイドの塊である「根源の花」を使用した、「アルケー」の開発、適合者を作り上げる実験を繰り返していた。

根源の花は「祈りの造花」に非常に似た造りとなっており、一目で見分けることは不可能に近い。
だが、根源の花は祈りの造花と同等の性質を持っており、適応しなかった実験体はもれなく根源の花へと取り込まれていた。

当初、実験体に使われる予定だったのは彼女の姉である「中山栞璃」だった。
実験は滞りなく進み、あと一息と言ったところで失敗してしまう。
これまでの被験者同様、彼女も根源の花に取り込まれると誰もが思っていたが、ここで想定外の事態が発生。
中山栞璃は根源の花から切り離され、あまつさえ根源の花から三つのシンドロームを吸収していた。

これを実験の変化と捉えた中山家は更なるステップへと踏み出す。
その際の被験体として、中山杏璃が選ばれた。

本来なら実験に使用されることの無かった検体だった彼女は、齢10にして根源の花との接続を開始させられた。
結果、実験は成功。彼女は根源への適応を果たした。
が、ここでもまた想定外が発生する。

彼女が発現したシンドロームは現在で言うところの「ウロボロス」だった。
だが、アルケーは別のところで牙を向く。
彼女の記憶を、感情を、心を全て喰らったアルケーは、自分を呼び起こした者へとその凶刃を振り下ろす事となる。

発生したアルケーは中山家の全てを壊し、殺した。
そして中山家は栞璃と杏璃だけが残る事となった。
その後栞璃はUGNが、杏璃は貝木が拾う事となる。

学園島前

記憶も感情もない彼女を貝木は衣食住を提供する代わりに仕事を振ることにした。
何もしていない彼女はこのままでは自分含めた全てを壊しかねないと判断したためである。
与えられた仕事を無機質に、無感情に淡々とこなしていた。

学園島後

学園島にて至高天の存在や自分の根源の事について知った彼女は、何を考えたか根源の花を喰らった。
その結果、根源との融合を果たし、失った記憶と感情を取り戻したのが今の彼女である。

ーーーーー皮肉なことに、これがアルケーと人の融合に対する回答だった事は、壊滅した中山家ではそれを知ることは出来ないであろう。

ラビットハウス(月兎の墓場)

連れ去られた時はまだ根源について理解していない時、つまり感情がない時の彼女であったため
兎束榛の過ごしたところくらいの認識しかしていなかった。

が、根源と接続を果たした今冷静に振り返ってみると何故あのような事があったのか、
あの時の途轍もない強さを誇った女は一体なんなのか等、疑問に尽きないところは多々あるので
近々行ってみるかとか考えていたりする。

現在

現在の杏璃は完全に根源との融合を果たしており、その力を余すことく使うことができる。
だが、全知全能がゆえにその力が振るわれた結果すらも観測している彼女はそれを使用することはない。

人の理から外れ人智を超えた、あるいは星の獣に堕ちた少女は観測者へとその身を収めた。
取り返しのつかないことが起きるまで、彼女はこの世界の観測を続ける。

この世全てを知っている少女は、一個人の損失程度については動くことはない。
それは当事者からすれば、非情で人でなしにしか映らないだろう。

当然だ。少女は人ではないのだから。

イメージソング

Aimer【花の唄】

他者からの人物像

■貝木泥舟
知りたいか？
教えてやろう
金を払え

■霧谷雄吾
生い立ちや幼少期の話を聞いた時は耳を疑いました。
まさかアレを本気で利用しようとする輩が存在していたとは。
結果として、今はこちらの味方になってくれている事は喜ばしくもあり、同時に酷く恐ろしく感じます。
なんにせよ、彼女を引き込んでくれた貝木さんと、彼女を懐柔し安定体となるまで落とし込んでくれた兎束さんには感謝しかないです。
それに、現在の状態であれば兎束さんとアシュレイさんの手綱を握ってくれそうで私としても一安心と言ったところでしょうか。
彼らが変に刺激して牙を剥く方向が変わらぬよう祈るばかりです。

■テレーズ・ブルム
最初、彼女の加入に猛烈に反対したわ。
当然でしょう？
いつ爆発するかわからない特大の核爆弾を抱えるようなものだもの。
結果的に今は不発弾として収まってるかもしれないけど、不発弾でも爆弾は爆弾。
早いこと不穏分子は…と言いたいところだけど、下手に刺激すると私が起爆した事になりかねないから悩みものね。

■都築京香
アレを懐柔した事について、彼女という人物については非常に興味を惹かれますが、触りたくはないですね。
私のプランを進めるために必要と判断したら接触はしますが、まあそれほど警戒して然るべきですよ。アレは。

■プラチナブロンドの髪をした少女
彼女が教えてくれたわ。
誰かを愛するという感情、他者を慈しむ心というものを。
とても新鮮で、目を奪われるほど綺麗だった。
だから協力してあげる事にしたの！
最初こそ、ただの器としか認識していなかったけれど、彼女に協力することで私の知らない事を教えてくれる気がしたから。
でも気をつけてね？
彼女は私ですら恐怖を感じる時があるもの。

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