中華マフィアの様な姿をした青年。犯罪に手を染めている訳では無く、所謂『反体制派』らしい装いとしてソレを選んでいる。
名前も偽名。唯、CNには拘り…と言うよりFHの幹部である神城家の少年と類似したものを敢えて選んでいる。
レジスタンス、という活動が人々の為になるのかどうか、という疑問とFHという巨悪を人々が理解しない事への無力感から、犠牲の出る作戦等には否定的。それでもUGNレジスタンスを続けるのは、彼なりにレジスタンスを続ける…いや、続けなければならない理由があってこそ、である。

「FHと戦って死んでも、葬式代ってもう公費じゃねーんだよな」
「高尚な理想を抱えて死ぬくらいなら、諦めて生きていく方が勝ち組に決まってんだろ」
と、朗らかに自身の置く立場(レジスタンス)への嫌味と皮肉と自虐を言うタイプの男。
それ故かどうかは分からないが、犠牲の出る確率の高い作戦に置いて否定的な意見を出しがち。
それは王連の個人的な思想と「消耗戦を仕掛けた所で勝ち目など無い」というリアリズムな思想故である。

王連は当然偽名であり、本来の名は『神城将来』
親UGN派だった神城グループの派閥の一員"だった"男で、本家に近い血筋としてUGNと神城グループを繋ぐ一員になる筈だった。
その権勢は、今や見る影も無い。神城家の権勢と栄光を全て失い、テロリストと言う反社会的な立場に堕ち、それでも将来は
嘗てあった平和と未来の為に戦い続けている。
其処に何の意味があるのか、と常に自問自答と自嘲を続けながら。