容姿・経歴・その他メモ

「やあやあ諸君。今日も元気に平和を守ろうじゃないか」
「おっと、自己紹介が遅れた。私は眞淵明玄。UGNでは"闇彼岸(ヒガンバナ)"と呼ばれている。宜しくお願いするよ」
「"視えない"のは確かだよ。でも、それで気を使われるのは嫌なのでね。気にしないでくれたまえよ」

UGN・N市支部の支部長を務める女性。長身痩躯で、やや芝居がかった口調で喋るのが特徴。見た目は若いが、どうにも年寄りくさい面が多く見られる。いつもゆったりとした雰囲気を纏っていて、何事にも動じることは無く、良い意味でマイペースな性格。イタズラ好きで、尚且つ若者の友情や恋バナなんかの話を聞くのは趣味。
案外世話焼きな面もあり、支部のエージェントやチルドレン達、イリーガル達に過保護な面がある。「なぁに、長生きしてるババアにとっちゃみんな孫みたいなもんさ」とのこと。支部員以外にも大体同じ感じに思っている。そのためか道を外れた者は何がなんでも正しい道に引き戻したいタイプ。
盲目の身であるが、それを苦にはしておらず、あまり気を使われるのも好まない。
彼女の"魔眼"は彼岸花の形をしており、敵の足元に彼岸花を咲かせ動きを妨害したり、味方の攻撃に合わせ魔眼の彼岸花を咲かせ攻撃の威力を強めたりする戦い方を得意とする。

生まれは室町時代。とある神社の社家、弘原海(わだつみ)家に生まれた。生まれた時から目が見えなかったが、弘原海家ではそれを理由に厄介扱いするわけでもなく、出来るだけ普通に過ごせるようにと一般的な教育は受けた。弘原海家は古来から古代種のレネゲイドを受け継ぐ一族だったが、本来『古代種』を宿し残し続けることが目的の一族だった。そのため特殊な施術がなされ、弘原海では、オーヴァードとして目覚める者はほとんど居なかった。彼女も例にもれずそうだったが、数え18の時、眞淵という家に嫁いだ。眞淵は代々バロールのオーヴァードの一族で、同じオーヴァードの方が古代種を残しやすいだろうという考えの元彼女は嫁に出された。しかし、彼女は夫との間に子供を授かることは無かった。何故なら彼女は嫁いだあと流行病に倒れ亡くなったからだ。しかし、彼女は夫の持つバロールのレネゲイドに感染していた。それもあってか、死をきっかけに、彼女は覚醒した。ただ次に目を覚ましたのは墓の中であったため、彼女いわく「出るのすごい大変だった」。
それ以降のらりくらりと旅をし、色々な時代を見てきた。その中で当時まだ八百比丘尼などと呼ばれていた頃の都築京香と出会い、友人として親交を持った。その後まあ色々とあって、UGNに落ち着いた。
なお古代種故に見た目は死んだ当時の頃と余り変わらないが、何故か身長だけは少しずつ伸び続けており、背が高いのを気にしている。なので基本草履を履いているがあまり意味は無い。

佐門という弟がいる。弘原海家にいた頃は色々時にかけていたが眞淵に嫁いでからはほとんど連絡をとっていないが、彼もまた古代種のオーヴァードとして覚醒し、現在UGNにいることは知っている。会おうにも佐門が極度の方向音痴でどこにいるか全くわからず会えていない。

ちなみに一般企業に扮した支部の前で不定期で駄菓子屋を開いており、近所の子供たちの間ではちょっとした有名人である。

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