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■ざっくり概要

本屋を営む両親を持つ、読書が大好きな小学生。
それが転じて沢山勉強していて、ちょっとませている。
年上にはきっちり敬語で話し、お茶を入れてあげたり食器を片付けたりする｜よくできた子《マセガキ》。

同じクラスの友達よりもとても成績がよい。
最近は高校生や大学生が読むような本も読……もうとしたが、よくわからなかったので、途中で諦めた。小学生の域は出ない。

童話やファンタジー小説が大好きで、特に不思議の国のアリスが好きらしい。
勉強の合間にそういう本を読んで空想に思いを馳せている。
……が、周囲の子供はだんだんと童話や古いファンタジーから離れて、インターネット上の動画や漫画などに興味が移っている事に若干焦りを覚えている。

■クラスでの位置づけ

図書委員の優等生。
真面目な性格だが他人にそれを強要するタイプではなく、矢面立って何かを取り仕切ったりはしたがらない。

一部の生徒からは怯えられている。
低学年の頃、やんちゃな男子生徒に本を取られた際激怒したことがある。
その後放課後に呼び付けて1対1で話し合い逆に泣かせ、男子生徒は次の日学校を休んだ……という事が学年で語り草になっているからだ。
教師からは問題児の言う事も聞かせられる人材として重宝されている。

時乃としては平穏に本を読みたいだけなので、そういう事に巻き込まれるのは好かない。
故意に読書の邪魔をしない限りは意外と気さくで、受け身な人付き合いながらも友達は多い。

■服装

自分もアリスのような可愛い服が着たい！と思っているが、派手なファッションをするのは気が引けている。
そのため、制服以外では基本的には地味めな服を好んで選んでおり、母親が明るい色の服を買おうとすると裾を掴んで止める。

そんな時乃が唯一勇気を出して買ったアイテムが赤色の眼鏡と水色のリボン。
いつでも着用しており、とても気に入っている。

■性格

約束事やルールはきちんと守ろうとする生真面目な性格。
一方、「本が読めるならそれだけでオッケー」と思っているマイペースさも持ち合わせている。

■部活・趣味

放課後は両親の営む書店の手伝いと、図書委員としての活動で本に埋もれた生活を送っている。
童話やファンタジー小説が特に好きだが、ジャンルを問わず活字中毒のため様々な本を読んでいる。

学校の図書室に置いてある本をほぼ全て把握しており、本屋の子として本の取り扱いや保管、修繕なども一通り心得ている。
年上（六年生）の図書委員長や、図書委員担当の教師もたじたじで、逆に「困ったら時乃に聞く」と言った状態になっている。

■好きなもの・嫌いなもの

本や物語に限らず他人が作った世界観の垣間見える創作物が好き。

色んな人の作った物や、作品の解釈を見てみたいと考えている。
文化祭などではいつにもまして張り切った様子が見られる。
課外学習で訪れた美術館で展示されていた絵を眺めていたら周囲に取り残されて迷子になったりしたこともあったとか。

また、アリスへの憧れからか兎と猫が好きで、よく登下校路で野良猫を追いかけている様子が目撃されている。


嫌いなものは煮干し。給食に出てくる度に頑張って食べようとするが、毎回途中で断念して唯鈴に上げている。

■色彩の勇者として

色んな「物語」を見ることができるので、努めて冷静を装いながら大はしゃぎで活動している（恐らく周囲からはバレバレだろう）。
自身の姿が変わるのはとても恥ずかしく感じているが、それ以上にアリスの世界に触れられる事や、アリスに近づけることが嬉しい。

当初は色々と遠慮していたが、ノリノリでなりきった方が魔法が上手く働く事に気付いたので、それらしく振る舞おうとしている。知り合いには絶対知られたくないと思っている。

■魔法

不思議の国・鏡の国のアリスの作中で発生する現象を意識的に起こすことが出来る。
一部無意識に出るものもある。

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